見逃すな!子供にこのサインがでたら熱中症?真夏の熱中症対策


子供は大人よりも熱中症になりやすい?

大人の場合、体全体の約60%が水分だといわれています。

 

水分摂取がうまくできずに水分の割合が減ってしまうと、脱水症状が起きます。

 

乳時期の水分の割合は、大人よりも多い約70%で、幼児期でも約65%になります。

 

このことから、子供は大人以上に水分補給が大切であるということが分かりますね。

 

乳幼児期の子供は汗をかきやすいため、大人よりも脱水状態になりやすいと思われます。

 

ですが、「だるい」とか「辛い」などうまく言葉で訴えることができません。

 

そのため、大人のほうから子供の様子を細かく観察し、小まめに水分補給をしてあげることが重要です。

 

特に真夏の外出は注意が必要です。

 

気が付いたらぐったりして熱中症になってしまったということがないように、子供が発する「熱中症の初期のサイン」を見逃がさないようにしましょう。

 

子供が熱中症にかかり始めたときのサインとは?


大人の熱中症の代表的な症状は、「発熱」、「気分が悪い」、「めまい」、「吐き気」、「頭痛」、「脱力感」などです。

 

これが重症になると、「けいれんによる脳障害」や「循環不全による腎不全」になることもあり、ここまで症状が悪化すると死に至る危険性もあります

 

乳幼児の場合は、以上のような症状を言葉で訴えることができませんので、大人が観察して子供が発する熱中症初期のサインを見逃がさないようにしなければなりません。

 

例えば、母乳やミルク、お茶などの水分を、いつもよりも欲しがるようであれば、体の中の水分が足りていないというサインかもしれません。

 

また、いつもよりも「汗が出ていない」、「尿が少ない」というのも、体の水分量が足りないというサインです。

 

頬が赤く体を触ってみて、いつもよりも熱いと感じたら「発熱」している可能性があります。

 

さらにいつもよりも「機嫌が悪い」、「元気がない」、「食欲がない」というのも脱力感や吐き気などなどから来る症状である可能性もあります。

 

これらの子供の症状は、熱中症の初期段階のサインという可能性があります。

 

万が一、子供が熱中症の可能性があるならば、すぐにでも涼しい場所に移動する必要があります。

 

また、体がほてっているようであれば衣服を脱がして、風をあて、体を冷やしてあげます。

 

濡れたタオルがあるのであれば、首や脇にある体表近くの太い血管に当てて冷やしてあげるといいでしょう。

 

意識があり水分が取れるようであれば、水分をたっぷりと飲ませてあげることも大切です。

  

子供の意識が無かったり、力なくぐったりとしてしているようであれば、すぐにでも医師の診察が必要です。

 

軽症の場合でも万が一を考えて、できるだけ早めに医師の診察を受けるようにすると安心ですね。

 

子供の熱中症予防対策

子供が熱中症にならないようにするためには、暑い場所に長時間居ないようにすることが重要です。

 

たとえ炎天下でなく室内にいたとしても、室内温度が高ければ大量の汗をかいて脱水症状を起こす可能性があります

 

やむを得ず暑い場所に出入りしなければならないときは、子供が水分を欲しがる前から小まめに水分補給をしましょう。

 

また、子供は大人よりも体力がないため、不規則な生活や睡眠不足が続いていると暑い環境下では急激に体力を失ってしまいます。

 

このようなことにならないように、普段から規則正しい生活や食事、十分な睡眠を心掛け、子供との外出時は大人がしっかりと様子を見ながら行動することが大切です。

 

おわりに・・・

地球温暖化の影響でしょうか?

 

真夏の日本では、35℃を超える猛暑日のニュースが頻繁に報道されるようになってきました。

 

そのような日は子供との外出はなるべく避けたほうがいいのですが、ずっと家で引きこもってばかりいるというワケにもいきません。

 

 そこで子供が熱中症にかからないように予防対策を十分に行い、子供からの熱中症の初期のサインをしっかりと知った上で外出をしてくださいね。

 

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