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ちょっとだけコーヒータイム1:なぜコーヒーは好き嫌いがはっきりと分かれる?



 

家事や育児の合間の1杯のコーヒーとお菓子は、至福のひとときですね。

 

今回からは、私の趣味でもあるコーヒーを「ちょっとだけコーヒータイム」として語っていきたいと思います。

 

初回のテーマはズバリ!「なぜコーヒーは好き嫌いがはっきりと分かれるのか?」です!

誰でも子供の頃はコーヒーが苦手


 

私は生豆を買ってきて自分で焙煎するほどの無類のコーヒー好きですが、そういう私でも子供の時からコーヒー好きという訳ではなく、長年苦みのある飲み物よりも甘い飲み物のほうが好きでした。

 

子供が苦いものを嫌うのは、毒や腐ったものに対する敏感な自衛反応ですので当たり前です。

 

どうやら、大人になってくると次第に味に対する感覚が変化し、苦みの中にある旨味や香りに魅力を感じるようになってくるみたいです。

 

そういえば、ビールもコーヒーと同じく大人になればその苦みの奥にある美味しさに気づかされる飲み物ですよね。

 

つまり、コーヒーが苦手という人は「苦みに対する自衛反応が敏感な人」であり、逆にコーヒー好きという人は「大人だからこそ感じる苦みの中にある繊細な香りや風味を好む人」ということなのかもしれません。

 

浅煎りコーヒーと深煎りコーヒーの味は別物

私がコーヒーの美味しさに目覚めたのは、第3次コーヒーブーム浅煎りコーヒーを飲んだときからです。

 

俗に言うサードウエーブ系のコーヒー店がアメリカから日本にやってきてブームになったのは2015年~ですので、割と最近の話です。

 

それまでは、どっしりとした苦みや強い焙煎の香りがするシアトル系の深煎りコーヒーや、エスプレッソマシンで作るカフェラテやカプチーノのようなイタリアン系のコーヒーが主流になっていました。

 

そこにいきなりサードウェーブ系のコーヒー店で浅煎りのコーヒーが販売されるようになり、日本で人気が爆発したのです。

 

 

浅煎りコーヒーと深煎りコーヒーは単に焙煎度合いが違うだけですが、味は全く違う飲み物ような風味と味わいがします。

 

浅煎りコーヒは深煎りのようなどっしりとした焙煎香が無いため、焙煎の香りよりも豆本来の個性が出やすくなっています。

 

そのため、浅煎りを扱う店では、豆の持つ風味を感じるように品質が良くて香りや味に特徴が出やすい豆を提供するところが多いという傾向があります。

 

浅煎りコーヒーのフレーバーの中にはフルーツや花のような香りがあるものも存在し、まるでコーヒー味のフルーツジュースを飲んでいるかのようなものもあります。

 

このような風味のコーヒーは、深煎りや中煎りのコーヒーが主流であった頃は喫茶店でなかなか出会うことができませんでしたので、私が初めて浅煎りのコーヒーを飲んだ時はかなり驚いた記憶があります。

 

浅煎りのコーヒーには、深煎りでは消失してしまう酸味がはっきりと感じるものもあります。

 

私は酸味のあるコーヒーは全く大丈夫でしたが、コーヒーの酸味が苦手でなければぜひ一度浅煎りコーヒーを飲んでみてください。

 

一度は今までと違うコーヒーを飲んでみるというのも、良い経験になるでしょう。

 

コーヒーが苦手な理由はコレ!


コーヒーが苦手という人は、「苦みが苦手」、「酸味が苦手」以外にも「酸化したような古本のような臭いが苦手」というのもあるかと思います。

 

コーヒーの苦みが苦手という人は浅煎りのコーヒーを選ぶ」、酸味が苦手という人は深煎りのコーヒーを選ぶ」ということで解決することもありますので、試してみてください。

 

 

ですが、古くなって嫌な臭いのするコーヒー豆はどんなことをしても新鮮なコーヒーの香りを取り戻すことができません

 

ですので、「コーヒーの古くなった臭いが苦手」という人は、コーヒー豆を購入したらできるだけ早めに飲み切ってしまうことをお勧めします。

 

コーヒーの劣化は「空気」、「温度」、「湿気」、「光(紫外線)」が主な原因になりますので、日光が当たらず高温にならない場所で密封容器に入れた状態で保管すると新鮮さが長持ちします。

 

コーヒー豆は焙煎した瞬間から二酸化炭素ガスが発生し、そのガスと共に香りも放出されてしまいます。

 

ですので、なるべく焙煎してから日にちが経過していないものを購入することをおすすめします。

 

焙煎日が分かるコーヒーショップかネットショップで購入すると、新鮮で香り高い美味しいコーヒー豆を手に入れることができます。

 

私の感覚では、コーヒー豆が最も美味しくなる時期は焙煎してから2日後~2週間くらいだと思います。(封を開封しているかいないかでも日持ちが変わってきますが・・・)

 

それ以降になると、だんだんとコーヒーが古臭い香りをまとうようになりますので、私は2週間くらいで飲み切ってしまう量だけを購入するようにしています。

 

また、多めにアイスコーヒーを作って豆を大量消費してしまうというのも1つの方法です。

 

それでもまだ豆が余りそうであれば、最後の手段としてコーヒー豆を冷凍保存するという方法もあります。

 

ですが、冷凍庫から出した瞬間に結露との戦いになりますので、できれば新鮮なうちに飲み切ってしまうほうがおすすめです。 

 

おわりに・・・


良質で焙煎してから日が浅い豆で淹れたコーヒーは、さまざまな華やかな香りがします。

 

豆の種類によっては花のような香りフルーツのような香り土の香りナッツやチョコレートの香りなど、かなりフレーバーが違いますので、ぜひいろいろな豆の飲み比べをしてみてください。

 

コーヒーのドリップは、最初から本格的なものをいろいろと用意しなければならないというものではありません。

 

ミルドリッパーを購入するだけでも自宅で美味しく飲むことができます。

 

あまり頻繁に外出できない時期でもありますので、質の良い焙煎豆をネットで購入し、コーヒーの家飲みを趣味にして楽しんでみてもいいかもしれませんね~。

 

 

 

ではまた♪