ぐんぐん育ち盛り!3歳~6歳未満(幼児食後期)の子供の食事のポイント

幼児食後期の子供と楽しく食事をする家族

3歳~6歳未満(幼児食後期)の子どもの様子は?

子供は3歳~6歳未満幼児食後期)になると、かなりの言葉を覚え、言葉をしっかりと理解できるようになり、料理のマナーを覚えたり、配膳のお手伝いをしたりすることもできるようになります。

 

 

3歳になれば今までいた家族中心の世界から抜け出し友達と楽しく話をしたり、食事をするなどの社会性が出てきます

 

ですが、まだまだ自己中心的なところも多く譲り合いなどはまだできない子も多いため、大人がサポートしてあげる必要があります。

 

子供の社会性は沢山の経験を積むことでどんどん発達していきますので、食育などを通じて社会性を身に付けることはとても大切です。

 

いろいろな人とコミュニケーションを取りながら食事をしたり買い物に連れていったり配膳のお手伝い食事の支度を手伝わせるなど、親子で一緒にいろいろな食育体験をすることをおすすめします。

 

幼児食後期の子供の歯

3歳になればすべての乳歯が生え揃ってくるため、弾力のあるようなものでも食べることができるようになります。

 

献立の中にいろいろな食感が混ざったもの噛み応えのあるもの噛むとうま味が出てくるものなどを意識して取り入れるようにし、「噛むことは美味しい」と認識させてあげましょう。

 

注意する点としては、子供の乳歯は大人の歯と比べると小さく本数も少なく噛む力も弱いため、全く大人と同じ様な固いものを食べることはできないということを知っておきましょう。

 

そのことをよく考慮しながら、乳歯でも噛める程度の歯ごたえのある料理をどんどん取り入れるようにしてみてください。

 

幼児食後期の食事

この時期の子供の1日に必要なエネルギー量は、1250~1300kcalです。

 

1日3食をしっかりとバランスよく摂取し、朝食を食べないということがないようにしっかりと食べさせてあげましょう。

 

 

おやつは1日1回とし、手作りのお菓子果物以外にもおせんべいやビスケットなど市販のお菓子を取り入れても構いません。

 

おやつを選ぶときは腹持ちがよく、栄養を補えるものがおすすめです。

 

3歳を過ぎればだいぶ 味覚の幅が広がり甘味、塩味、うま味の他に、酸味のある食べ物も美味しいと感じるようになってきます。

 

酸味のある料理はダイレクトにお酢を使うのではなく、寿司酢ポン酢マリネ酸味のある果汁などを使って少しずつ慣れさせるといいでしょう。

 

幼児食後期の食育のコツ

3歳になれば、指先が器用になり、スプーンやフォークの使い方もかなり上手になります。

 

大人が教えてあげることで「箸(はし)」も使うことができるようになります。

 

そのため、箸で挟みやすいものを料理に取り入れて、少しずつ使い方を練習するといいでしょう。

 

最近は子供のトレーニング箸がいろいろと販売されています。

 

子供がいつまでも箸が上手に使えない正しい箸の使い方を教えるのが難しいのであれば、このようなグッズを利用してみてはいかがでしょう。

 

嫌いな食べ物が多い子の場合、栄養不足が心配ですよね。

 

その場合は、あきらめずに味付けや見た目を変えて何度も食卓に登場させてみてください。

 

さらに大人が子供と一緒になって、「おいしいね」と言ってその食べ物を食べるようにしましょう。

 

子供はそれを見て、「そんなにおいしいのなら食べてみようかな?」という気持ちになるかもしれません。

 

もし、子供がその食べ物を口にしてくれたら、そのタイミングで「すごいねー」「えらいえらい」とほめてあげましょう。

 

子供は大人にほめられるととても嬉しいものです。

 

次からは、ほめられたくて進んでその食べ物を食べてくれるようになるかもしれませんね。

 

どの子も必ずこの方法で食べ物の好き嫌いがなくなるというワケではありませんが、効果があるかもしれませんのでぜひ試してみてください。

 

 

 食べ物の好き嫌いを改善するポイントはこちら ⇒ 食べ物に好き嫌いができるのはなぜ?幼児期の偏食を改善!

   

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