栄養取れてる?幼児のムラ食いを解決する方法とは?

食物連鎖の頂点にいる子供の画像

幼児のムラ食いはどう解決する?

子供はその日の気分や体調の変化によって、食べる量が違ってくる場合があります。

 

子供の様子が元気であるようならば、あまり心配する必要はありませんが、気になるようでしたら、子供の食事内容と量をメモしておいて小児科の医師や保健師などに相談してみるといいでしょう。

 

あまり食べていないのでは?と思っていても、1週間単位でみると栄養がきちんと取れているという場合もあります。

 

食べる量が少ないというお子さんの場合は、おやつを食べ過ぎていたり、外遊びが足りなかったりする場合がありますので、その点もチェックしてみましょう。

 

このように生活習慣を見直すことで生活リズムが身に付き、食欲のムラが改善されることもあります。

 

小食の子供の場合はどうすれば食べてくれる?

生まれつき食が細いお子さんや、食べて欲しいと思う量を全く食べてくれないお子さんの場合は、栄養がきちんと取れているのかと心配になりますよね。

 

その場合でも子供が元気で活発に動き回り、機嫌がよさそうであれば、その子なりの必要量は足りていると判断してもいいかもしれません。

 

食の細い子の場合、食べることよりも他のことに興味があったり、食べることが負担であったりする場合があります。

 

初めからたくさんの量を器に盛りつけるのではなく、少なめにして「ここまで食べればいい」と思わせてあげるなどの工夫をしてみましょう。

 

全部食べ終わったら、「よく食べたねーがんばったね」などと言って必ずほめてあげてください。

 

子供は大人からほめてもらうと食べることが楽しくなり、「次も頑張ろう!」と思うものです。

 

最初は少ない量から盛り付け、少しずつ量を増やしていきましょう。

 

また、こってりした料理が苦手な子の場合は、油や乳製品などは味のアクセントとして使うようにして、全体的にあっさりした感じの料理にしてみてはいかがでしょうか。

 

 このように子供がなぜ食べないのかの理由を考え、うまく工夫して少量でも栄養価の高い料理を食べさせてあげましょう。

 

食べすぎで肥満傾向の子供の場合は?

子供は脳の満腹中枢が未発達なため満腹の感覚がわかりにくく見た目だけではどのくらいの量を自分が食べられるかがわからないため、出されたものは全部食べてしまうことがあります。

 

そのため、子供の食事は大人がある程度まではコントロールしてあげなければなりません。

 

食事以外の時間にダラダラと食べるようであれば中止し、食事の時間をきちんと決めて守るようにしましょう。

 

 

食べ過ぎの子供の場合、よく噛まずに丸飲みして早食いになっている可能性もあります。

 

食材を大きめに切ったり少し固めにゆでてよく噛めるように工夫し、「モグモグしてからゴックンしようね」と声掛けをしてあげてみてください。

 

 

また、普段の食事内容を見直ししてみることもとても大切です。

 

特にチェックして欲しいことは、カロリーの高い油っこい食事ばかりになってはいないか糖分や塩分が多すぎてはいないかです。

 

将来的に生活習慣病にかからないためにも、子供のうちからバランスの良い食事を取るような習慣を身に付けておきましょう。

 

バランスのよい食事を簡単に作る方法

とは言うものの、プロの栄養士でもないかぎり毎回バランスの良い食事を作るのはなかなか難しいものですね。

 

そこで、小食の子、食べ過ぎの子どちらにも応用できるのが、食事をお弁当箱に入れてみるという方法です。

 

食事を主菜(肉や魚などのたんぱく質)副菜(主菜の補助となる野菜類など)主食(ご飯やパンなどの炭水化物)に分けて、お弁当箱に詰める分量の割合を1:2:3にします。

 

さらに、カラフルなお弁当を目指して作っていきましょう。

 

全部茶色っぽい色のお弁当にならないように色とりどりに詰めることで、自然とバランスの良いお弁当が出来上がります。

 

トマトのや葉野菜の、タマゴの黄色など、きれいな色のお弁当にすると子供も喜んでくれるでしょう。

 

 

また、いつも同じ室内で食べるのではなくたまにはお弁当を持って外で食べてみてはいかがでしょうか。

 

気持ちの良い空の下で思いっきり運動させたあと、ピクニック気分でお弁当を広げてみましょう。

 

お腹を空かせたあとの食事は、何を食べてもおいしく感じるものです。

 

 

ムラ食いや偏食のあるお子さんの場合でも、しっかりとお弁当を食べてくれるはずですよ♪

 

 

 

子供の遊び食べをやめさせるコツはこちら⇒ストップ遊び食べ!子供を食事に集中させるコツ

 

子供の偏食の解決方法についてはこちら⇒ 食べ物に好き嫌いができるのはなぜ?幼児期の偏食を改善!