家庭用真空パック機(真空パック器)を購入して分かった!チェックすべきポイントは何?

真空パック機 全体画像

前回の記事では、家庭用真空パック機の機能説明と使い方手順などを書きました。

 

前回の記事⇒ 家庭用の真空パック機(真空パック器)は便利?使用方法や手順を紹介!

 

今回は、柔らかいものを実際に真空パックして、その食材が潰れてパックされないかを確認したいと思います。

 

さらに、購入の際のチェックすべきポイントについても合わせてご紹介しますので、ご購入を検討している人はぜひ参考にしてみてください♪

1. 柔らかいものでも潰れずに脱気密閉できる?

前回の記事では、固くて乾燥しているコーヒー豆や少し水分のある炒め物などの脱気密閉にチャレンジしました。

 

今回は、柔らかい食パンの脱気密閉にチャレンジします! 

 

<真空パック機を使った食パンの脱気密閉実験>

 

■使用するもの

 

8×8㎝の食パン 2枚

 

20×30㎝の専用袋 1枚

 

■実験1

 

袋の底に食パンを横に並べて弱脱気(40Kpa)で密閉してみました。

真空パック機 弱脱気前

<実験1の結果>

 

袋の奥のほうに食材を入れたので、奥まで脱気する力が及ばずに手前のみ脱気された状態で終了してしまいました。

 

パンは全く押し潰されることはありませんが、パンの周囲に空気が残ってしまうため、このまま長期で冷凍するとパンの周囲に霜が付く可能性があると思われます。

 

ですが、パンの乾燥を防ぐ目的短期の保存が目的であれば、この程度の軽い脱気でも問題ないでしょう。 

真空パック機 弱脱気後

■実験2

 

次に、食パンを袋の中に縦に並べて弱脱気で密閉してみました。

 

 

真空パック機 弱脱気 成功

<実験2の結果>

 

今度は奥までしっかりと脱気が届きパンの周りにも空気が残ることなくピッタリと袋が密着しています。

 

これならば長期で冷凍してもパンに霜が付きにくいと思われます。

 

パンは押し潰されてはいませんが、真ん中の柔らかい部分に軽い凹みができました。


■結論

 

私が今回使用した真空パック機は、弱脱気の脱気圧は40Kpaですので強脱気の70Kpaと比べるとだいぶ脱気力が弱くなります。

 

そのため、食材を工夫して袋に詰めないと、弱脱気では袋の深くまで脱気が届かないことがあります。

 

今回はミニサイズのパンで弱脱気を試してみましたが、食パンを縦に入れることで奥まで吸引が届くことが分かりました。

 

ですが、弱脱気でも脱気密閉がしっかりと行われると、食パンの柔らかい中心部に少しだけ凹みができます

 

後日開封してみたのですが、パンの凹みは開封しても膨らむことはありませんでした。

  

ですが、パンの食感には何も問題はないので、弱脱気で袋がパンに軽く密着するまで脱気したほうが鮮度保持には安心です。

2. 購入の際のチェックすべきポイントとは?

前回の記事からここまでを読んでくださった人は、家庭用真空パック機に少なからず興味を持っていただけたかと思います。

 

そこで、次に家庭用真空パック機を購入検討する際のチェックすべきポイントを紹介します!

2-1 おすすめは中国のメーカー?それとも国産メーカー?


Amazonのサイトで「真空パック機」と検索すると、さまざまな会社の真空パック機が表示されます。

 

どれも機能的にはどれも似たような感じですが、大別すると日本のメーカーが販売しているもの中国のメーカーが販売しているものとに分けることができます(一部例外商品もあり)。

 

今は当たり前になっていますが、日本のメーカーの電化製品は日本で生産されたものではなく、ほとんどが海外で作られたものです。

 

日本のメーカー品であればどこの国で作った電化製品であっても、性能が良くて安心感がありますよね♪

 

唯一の欠点といえば、値段が高いということくらいでしょうか・・・。

 

 

 

真空パック機の場合、日本のメーカーのものは12,000円前後くらいで販売されています。

 

対する中国のメーカー品ですが、日本のメーカー品の半額くらいで売られているのでかなりお買い得です。

 

そのため、中国のメーカー品には日本のメーカー品のような充実したセット商品で販売されているのではなく、「お試しの専用袋が数枚付属しているだけ」という商品も多いようです。

 

このような場合、さらに付属品を必要とする場合は別売品を購入するという方法で対処されています。

 

別売品は高額なことも多いので、本体の購入の前に別売品の価格を調べておいたほうがいいでしょう。

 

別売品をすべて揃えてみたら、意外とお金がかかってしまったということにならないように注意してください。

 

 

 

中国のメーカー品はいいものに当たればかなりのお買い得ですが、安すぎるものにはハズレ品も多いとも聞いていますので、その点も考慮して購入する必要があります。

 

Amazonでは、どの国のメーカーであっても、ほとんどの電化製品に1ヶ月ほどの返品交換期間が設けられているようです。

 

とは言っても、やはり不良品の返品交換手続きは面倒ですよね。

 

日本のメーカーであれば、さらに1年のメーカー保証が付いています。

 

Amazonの商品レビューを見ると、外国のメーカーの場合は1年以内の故障でも交換に応じてくれないようなトラブルもたまにあるようです。

 

ですので「価格は高いけれど安心できる日本のメーカーにするのか」、「多少の不安はあっても安い外国のメーカーにするのか」を慎重に考えてから購入したほうがいいでしょう。

 

2-2 家庭用真空パック機は安価でも大丈夫

豚バラ肉真空パック

今回私が購入した真空パック機はAmazonで購入したものですが、中国のメーカーのものか日本のメーカーのものかは何も書いてはありませんでした。

 

メーカー名はmidoriaという日本語ですが、安価だったのでもしかしたら中国のメーカーが日本人向けに開発したものかもしれません。

 

このような製品を検討する場合は、私はいつも商品レビューを見て判断するようにしています。

 

レビューの中にはもしかするとウソヤラセなどもあるかもしれませんので、その点も考慮して読んでいきましょう。

 

悪いレビューを読んでも、これならばガマンできるなと思う程度のものであれば購入しても大丈夫だと思われます。

 

 

私がmidoriaの真空パック機のレビューを読んだときは、それほど悪い評価が無かったので、こちらの商品を購入することにしました。

 

この機械を使い始めてからまだ2ヶ月ほどですが、今のところ何も問題は起きてはいません。

 

脱気密閉処理を連続で使ってみたりはしましたが、大丈夫そうです。

 

 

数年前ですが、脱気力(脱気圧)が84.6Kpaの日本のメーカーの真空パック機のモニターを2週間くらい経験したことがあります。

  

日本のメーカー品はとても付属品が充実していて、専用ロールが大小2本とキャニスターやそれを繋ぐホースなどがありました。

 

それらを全部試すことができたので、とても良い経験だったと思います。

 

今回私が購入したものは、それよりもかなり安い値段で売られていたものを購入しました。

 

脱気力は少し弱めの70Kpaですが、吸引力が数年前の機種と比べても特に弱いとは感じませんでした。

 

ですので、少なくとも70Kpa以上であれば問題ないと思われます。

 

 

現在、中国のメーカーが販売している真空パック機は、60Kpaくらいが主流のようです。

 

たぶん、60Kpaくらいでもスムーズな脱気が行われるだろうと思いますが、これよりも弱いものには要注意です。

 

脱気力が弱いものは強脱気でも弱い力でしか吸い込まないため、袋の奥までスムーズな脱気を行うことが難しくなるかもしれません。

 

購入の際は、必ず脱気力(脱気圧)をチェックして、できるだけ数字の高いものを選ぶようにしましょう。

 

 

3. おわりに・・・

 

真空パック機は、1つ1つを脱気密閉する作業に手間がかかりますし、保存袋にもお金がかかります。

 

ですが、湿気に弱いものを小分けして保存しておくことや霜を付けずに長期で冷凍保存する場合には大きな利用価値があります。

 

真空パック機を購入する際は、ただ安いだけで飛びついて購入するのではなく、「どこの国のメーカー品か?」や「レビュー記事のチェック」、「最大脱気力」などの確認が重要だと思われます。

 

これらをしっかりとチェックし、多少の不安があっても格安の中国メーカーの製品を選ぶべきか高額であるが安心の国産メーカーの製品を選ぶべきかを判断するといいでしょう。

 

安い中国メーカーの製品には、付属品がほとんどセットに組み込まれていないことが多いようです。

 

そこで、購入の前には必ず付属品の有無を確認し、付属品が必要であれば追加購入費用がどのくらいかかるのかもチェックしておくことをおすすめします。

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