数年前まで一部のマニアの間だけしか購入されなかったような多肉植物が、最近は一般的な園芸店でも売られるようになり、ちょっとしたブームになっています。
多肉植物のお世話はとっても簡単!
ほとんどの多肉植物は、少しくらい水やりを忘れたくらいでは枯れることはありません。
また、見た目がぷっくりと可愛らしい姿をしているものや宇宙から来たの?と疑ってしまうような形をしているものも多数あり!
寄せ植えにして窓辺に飾るだけでステキなインテリアにもなりますので、人気が出るというのもうなずけますよね♪
今回は、子育てや仕事で忙しい人でも簡単に楽しむことができる多肉植物の魅力についてご紹介します!
1. 私が育てている多肉植物を紹介!
現在、園芸店に出回っている多肉植物は、びっくりするほど多種多様です。
プロの園芸家であっても、これらの名前を全部覚えることはなかなか難しいと思われます。
そこで今回は、多肉植物は初めてという人のために、まずは私が育てている多肉植物の一部を紹介していきたいと思います。
私も多肉植物初心者ですが、まずはお試しで数点だけ購入してみました。
こちらの多肉は園芸店で購入してから2ヶ月くらい経ったものです。
タグを見ると「プルパキフィツム」と書かれていました。
舌を噛みそうな名前が付けられていますね。
多肉植物の名前はよく、このような覚えにくいカタカナの名前が付けられていることが多いのです。
後でネットで調べてみたら、これはベンケイソウ科のパキフィツム属のプルパキフィツムであることが分かりました。
いったい誰がいったいこの名前を付けたでしょうか?
覚えにくいですよね・・・
これに似たような形の多肉植物で同じくベンケイソウ科のエケベリア属というのも有名ですが、正直言って私にはパキフィツム属かエケベリア属かの違いは見た目では判断できません。
まあでも、同じベンケイソウ科の植物なので、たぶん同じような育て方でいいかと思います。
肥料をあげてしまうと間延びしてしまうので、肥料はほとんどあげず、日当たりの良い窓辺に置いて水やりを2~3週間に1回くらいしています。
この種類のほとんどは春が成長期なので、春に購入して植え替えをすると育てやすいみたいです。
こちらは、「黒耳兎(クロトジ)」という名札が付いていました。
読んで字のごとく、まるで黒兎の耳のような葉の形をしています。
葉には無数の細かい毛が生えていて、まるでシルバニアファミリーのお人形さんのような質感がとてもキュート♡
実はこれはカランコエ属の植物です。
カランコエといえば、夏に花が咲く可愛らしい植物。
園芸店でもよく販売されていますよね。
ですので、これも夏に成長するみたいなのですが、ホントかなぁ・・・?
夏にどうなるのかが楽しみです♪
ですが、見た目からして蒸れに弱そうな感じに見えるので、梅雨時期の水やりには注意しようと思います。
これも前述したプルパキフィツムと同じ管理方法で育てていますが、今のところは大丈夫そうです。
手前右の数珠のような植物は、「グリーンネックレス」といいます。
オシャレなインテリア雑誌などで見たことがある植物でしたので、ずっと欲しいなと思っていました。
この丸い葉を付けた茎がグングン伸びて垂れ下がってくると、かなりキュート♡
早く伸びてこないかな~と楽しみにしていたのですが、他の多肉植物と同様に育てていたら、新芽が出てくるとすぐに枯れるという現象が起きてしまいました。
幸いにも大きくなった葉が枯れることはないのですが、このままではいつか株全体がダメになってしまう予感💦
調べてみると、グリーンネックレスはプルパキフィツムやクロトジとは少し違う性質を持った多肉植物のようです。
ですが、難しいことではありません。
外の環境で育てるならば一日中日光が当たるような場所は避け、水やりの頻度をもう少し多めにしてみるといいようです。
鉢が小さめだったので、すぐに水切れを起こしてしまっていたのも原因だったかもしれません。
とりあえずは、もう少し大きな鉢に植え替えし、水やりの頻度を2週間に1度から5日~1週間に1度くらいに増やしてみました。
そうしたら、最近新芽がまた出てきたので、今度はこの新芽が枯れないようにと毎日願っています。
他の多肉と比べてみても、比較的成長が早いので丈夫そうに見えるんですけどね~。
何か植物に異変があると、その植物の特徴が分かるまでは右往左往してしまいますが、ネットで調べればアドバイスがたくさん載せられていますし、あーだこーだといろいろと考えてみるのも楽しいです♪
上記の写真は購入直後の3月頃ですが、その後3ヶ月経過すると以下のような状態になりました。
画像では分かりにくいですが、全体的に葉の数が増えて、大きくなりました。
グリーンネックレスは、一時的に新芽が枯れるという事件が2回ほど発生したので、成長はまあまあという感じですね。
ですが、再び新芽がたくさん出てきたので、たぶん大丈夫でしょう。
2. 植え替え時期と管理方法
私が育てている多肉植物のご紹介は、このくらいにしておきまして、次は多肉植物の植え替え時期と管理方法について軽く説明したいと思います。
私は多肉の専門家でも育苗家でもありませんので、だいたいこんな感じというくらいに覚えておく程度がおすすめです。
また、多肉の品種によっては、全く好みの場所や水やりのタイミングなどが違いますので、多肉の一般論として参考にする程度がいいでしょう。
まず始めに、「多肉植物はいつの季節に購入すると育てやすいか?」からお話しします。
それはズバリ!3月~5月頃がおすすめです。
この時期の園芸店には、たくさんの種類の多肉植物が販売されていることが多いからです。
また、春はほとんどの多肉植物の成長期になりますので、植え替えで多少根を傷めてしまうことがあっても、あまり問題なく成長してくれるからです。
多肉植物の多くは、日光が大好きです♡
春の柔らかな日差しの下では、風通しが良く、日当たりの良い室内か屋外での管理がおすすめです。
中には日当たりの良い場所を好まない多肉植物もありますが、多肉植物を購入したての頃は日陰に置いて様子を見てみると安心です。
その理由は、園芸店や輸送の段階であまり日の当たらない場所に置かれていた多肉植物が、急に直射日光を浴びると葉焼けを起こしてしまうこともあるからです。
そして、様子をみながら、段階的に日当たりの良い場所に移してみましょう。
多肉植物は、あのふっくらとした葉の中に水分を溜めているため、かなり乾燥した土壌でも育てることができます。
逆に、湿気の多い土壌環境は大の苦手。
ですので、多肉植物が植えられている土が常に濡れている状態であるのはNGです。
ですので、できるだけ水はけの良い環境で育てるようにしましょう。
そして夏。
高温多湿という日本の環境は、多くの多肉にとって厳しい時期です。
また、真夏の直射日光は強すぎて葉焼けを起こしてしまうこともあるため、この時期は直射日光が当たるところで育てないほうがいいでしょう。
また、水をあげるタイミングも注意が必要です。
午後の暑い時間に水やりをすると、水がすぐにお湯になってしまい、多肉にダメージを与えてしまうことがあるからです。
水やりをするのであれば、午前中の涼しい時間がおすすめです。
夏を無事に乗り越えたら、次は秋。
知っていますか?
多肉植物も紅葉するものがあるんです♪
ホント?
私も最初は多肉が紅葉するとは知りませんでした。
購入したときはほんのり赤かった多肉植物が、夏に近づくにつれて次第に緑色になってきたときは、「これは紅葉してたんだ!」と初めて気づきました。
紅葉していた多肉が緑色になってしまったら、もう元の色には戻れないのでしょうか?
いいえ、秋からの育て方次第で紅葉させることができますので心配はありません。
ですが、紅葉させるにはちょっとしたコツがあるようです。
紅葉させるコツは肥料をあげず、水やりもひかえめにしてギリギリのところで育てるといいとか・・・。
過酷に育てたほうが、綺麗に紅葉するそうです。
逆に、秋に肥料と適度な水やり、十分な日光を与えると、株をひと回り大きくすることができます。
紅葉させずに大きく育てたいのであれば、春に続き秋がチャンスのようです。
冬は日差しが弱く、厳しい寒さが到来します。
多くの多肉植物は成長せずにじっと春を待ちますが、冬の寒さには意外と強い品種が多く、夏よりも管理しやすいといわれています。
ですが、強いといっても葉に雪が積もったり、霜が降りて凍ってしまうと、かなり傷んで枯れてしまうこともあります。
できるだけ日当たりの良い軒下や室内などに移動して、冬の寒さをしのぎましょう♪
3. ステキなインテリアとしても楽しめる多肉の寄せ植え♡
多肉植物も他の植物と同様に、寄せ植えを楽しむことができます。
寄せ植えは完成した市販品が販売されていることもありますが、自分でポット苗を何種類か購入してそれで寄せ植えを作っても楽しいですよ♪
また、増えた多肉を寄せ集めて、それで寄せ植えを作ることも簡単にできます。
多肉植物を寄せ植えをする場合、草花用の培養土をそのまま使うのはあまりよろしくありません。
水分保持能力が高すぎて根腐れの原因になってしまうからです。
何種類かの土を購入し、水はけの良い土をブレンドするという方法もありますが、素人では何をどのくらいブレンドしたらいいのか難しいと思います。
おすすめは、「多肉植物専用の土」です。
専用の土であれば、多肉植物にとって最適なブレンド土になっているため、まず土で失敗するということはありません。
会社によって土の配合などが違いますが、どの土を使っても元気よく育てることができますよ♪
土の値段もそれほど高くないので、初心者にも使いやすいです。
また、寄せ植えを小山のようにこんもりと可愛らしく仕上げたい場合は、「ネルソル」という乾燥すると固まる土があります。
これを使えば、土が流れ出すこともなく、寄せ植えの形を崩さずにそのままキープすることができます。
ネルソルは封を開けた状態では普通の土と変わりません。
土に水をたっぷりと含ませてよくかき混ぜると、納豆のような粘りのある土になります。
そこに多肉植物を植えていくのですが、この土が乾燥すればがっちりと固まります。
植え替えをしたい場合は、土に水をかけて暫く待てばまた柔らかくなります。
ネルソルのおすすめの使い方は、最初に土台として多肉植物用の土を入れ、その上にネルソルを薄くかぶせるように盛るという方法がおすすめです。
買ってきたポット苗を寄せ植えする場合は、苗をポットから優しく外して、根がそのまま付いた状態で植えます。
多肉用の培養土がサラサラとして植えにくい場合は、割りばしやピンセットなどを使って土に刺すようにして埋め込むといいでしょう。
多くの多肉は、根が付いていないカット苗の状態で土に刺しておいても根が出てきます。
間延びして茎が伸びてしまった多肉は、下葉を5,6枚程度残してカットすれば、上の葉の部分をカット苗として使うことができます。
お子さんと一緒に寄せ植えを楽しむ場合は、根が付いたポット苗を植えていくよりもカット苗のほうが簡単かもしれませんね。
大小の組み合わせや色の組み合わせ、形の組み合わせなどでセンスよく寄せ植えを楽しんでみてください。
寄せ植えが完成したら、水をたっぷりとあげます。
そして、植物が落ち着くまで1週間ほどは明るい日陰で育てるのがおすすめです。
4. おわりに・・・
いかがでしょうか?
多肉植物を育てるのは大変💦と思われたでしょうか?
いえいえ、多肉を観察していれば、何が過剰で何が足りないのかは少しずつ分かってきます。
多肉植物は小さな植木鉢でも育てることができるため、ベランダやバルコニーだけしかないアパートやマンションでも楽しむことができます。
また、丈夫で簡単に増やすことができるものが多く、素人でもコツさえ掴めば管理しやすいというのも魅力です。
今回は、素人の私ですが、いろいろと調べながら多肉植物のことをご紹介させていただきました。
語りたいことはまだまだあるのですが、まずは一度多肉植物を自分で育ててみるのが一番良くわかると思います。
育てているうちに、「かわいいなぁ~♡」と思えてくることが何度かありますよ。
何か植物を育ててみたいけれど、観葉植物や草花系植物を買ってきてもすぐに枯らしてしまうという人には、多肉植物をおすすめしたいですね。
割りと丈夫で、少しくらい水やりを忘れても手遅れになることはあまりありません。
数百円で買えるものが多く、素人が簡単に手を出しやすいというのも魅力的ですね。
まずは、手軽な値段の多肉からスタートしてみてはいかがでしょう♪
思ったよりも簡単で面白いということに気づくことでしょう。
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ain (日曜日, 26 6月 2022 22:40)
多肉植物、いいですよね!
むかしよく買っていましたが、最近また部屋に飾ってみたくなりました。
Rio (月曜日, 27 6月 2022 10:07)
ainさん、コメントありがとうございます!
以前、多肉植物を育てていた人は、最近の種類の多さにビックリすると思います♪
ぜひ寄せ植えにも挑戦してみてください。楽しいですよ~。