子供は9カ月を過ぎた頃から、次第に食べ物に手を伸ばして自分で食べたがるようになってきます。
まだ、自分で上手に食べ物を口に持っていくことはできませんが、その頃から少しずつ子供用のお茶碗やお皿など揃えてあげましょう。
子供は手で食べ物をつかむことで、その形や柔らかさや温度などを感じ取りながら学習します。
そのため、「手づかみ食べは行儀が悪いから」とすぐにやめさせるのではなく、子供用の食器に食べ物を入れて、ある程度までは好きにさせてあげましょう。
手づかみ食べで使用する食器は、落としたり投げたりしても割れにくいものを用意します。
この時期の子供は、まだ上手に自分で食べることはできないため、ほとんどのものをこぼしたり、食器をひっくり返してしまったりすることも多いはずです。
そのため、子供の手づかみ食べだけに任せていては栄養不足になることもあります。
手づかみ食べをさせた後は、大人がしっかりと補助しながら食べさせてあげましょう。
1歳を過ぎた頃から、子供は大人が使っているお箸やスプーン、フォークなどに興味を示し、自分も使いたがるようになります。
この時に大人用のお箸やフォークをそのまま子供に渡すのは、先がとがっているため大変危険です。
子供の安全のためにも、この時期までには子供用のスプーンとフォークを用意してあげましょう。
子供用のスプーンやフォークを購入したら、最初の頃は食事のときに子供の手に届くような場所に置いてみます。
初めは無関心、もしくは興味があってもうまく握ることができないかもしれません。
興味があるようでしたら、大人がうまく手を添えてサポートしてあげましょう。
これを繰り返すうちに、やがて自分でスプーンやフォークを握って食べ物を食べることができるようになります。
うまくできたら、「じょうずじょうず」とほめてあげてください。
すると子供はやる気になり、手づかみ食べよりもスプーンやフォークを使って食べたがるようになります。
子供が食器を使い始める最初の頃は、頻繁に食器を落としたり、ひっくり返したりします。
そのため最初の子供用の食器には、割れやすい「せともの」や「ガラス製」のものは使わないようにしましょう。
まずは「プラスチック製」や「シリコン製」などの割れにくくて丈夫なものがおすすめです。
お茶碗の選び方は、子供が手で持った場合を考えると重過ぎないものがおすすめです。
ですが軽すぎて安定感がなく、すぐにひっくり返ってしまうようなものも避けた方がよさそうです。
お皿の場合は、スプーンやフォークで食べ物をすくったり刺したりしたときに、お皿が動きにくく、食べ物が食器から飛び出しにくいものがいいでしょう。
そのためフラットな形のものではなく、ふちに立ち上がりのあるもので、ある程度の大きさと安定感のあるものがおすすめです。
コップやマグカップは他の食器類を揃えるのと同時に購入しても構いませんが、自分ひとりで飲めるようになるまではまだまだ時間がかかります。
購入するときは、持ち手があってにぎりやすく、安定感のあるものを選びましょう。
コップを使って飲むことは意外と難しく、段階的な練習が必要です。
「トレーニング用マグカップ」を購入した場合は、以下のような手順で練習することができます。
1. 5ヶ月頃から両手持ちの哺乳瓶型のマグカップを使用する。
2. 9カ月頃から両手持ちストロー付きのマグカップを使用する。
3. 1歳を過ぎた頃から片手持ちのマグカップや持ち手の無いコップを使用する。
以上がだいたいの目安ですが、子供によって進み具合には多少前後すると思います。
このように「トレーニング用マグカップ」を利用すると、かなり効率的にコップの練習ができるのでとても便利です。
いかがでしたでしょうか?
子供用食器は見た目だけでなく、それぞれにきちんとした役割があります。
子供が使いやすく、安全で丈夫なものを揃えてあげてくださいね。
子供用スプーンとフォーク選びの記事はこちら ⇒ 出産祝いにも最適!おすすめ子供用スプーン&フォーク
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