免疫力を高める腸活!失敗しないぬか漬け作り


病原菌やウイルスと戦うにはぬか漬け?

新型コロナウイルスには、まだインフルエンザのタミフルやリレンザのような特効薬はありません

 

現段階では感染してしまったら、自分の免疫力で戦うしかコロナウイルスをやっつける方法が一番の特効薬なのです。

 

そこで、今から少しでも免疫力をUPさせることがとても大事だということになります。

 

免疫力を高めるには腸内環境の改善がカギです。

 

つまり、腸活が大事ということです

 

そこで、腸活にはヨーグルトがいいといわれていますが、じつはぬか漬けも腸活に役に立ちます

 

では、ぬか漬けがなぜ腸活に繋がるのでしょうか?

 

 

ぬか漬けの作り方レシピはこちら ⇒ 美味しいぬか漬けが食べたい!まずはぬか床の作り方から

 

ぬか漬けとはどういう食べ物?

ぬか漬けは熟成したぬか床に野菜を入れると、およそ12時間~24時間ほどで完成します

 

ぬか床のおおまかな原料は、ぬか食塩だけですが、ぬか床を新しく作った直後は、野菜を漬けてもすぐには美味しいぬか漬けにはなりません。

 

ぬか漬けが美味しいと感じるのは、その独特の香りと酸味があるからです。

 

では、ぬかと食塩と水の原料から、どうやって香りや酸味が生まれてくるのでしょうか?

ぬか漬けの香りや酸味の正体は?

ぬか漬けの香りや酸味の正体は、植物性乳酸菌の発酵によるものです。

 

この植物性乳酸菌が腸活にとても役に立ってくれます

 

乳酸菌は、自然界で野菜に付着している菌であり、野菜をぬか床に入れることでぬか床に移り住んで増えていきます

 

乳酸菌がぬか床の中である程度の量にまで増殖すると、乳酸菌が出す酸の効果で良い香りのぬか漬けができあがります

 

ですが、乳酸菌の発酵が強すぎても、つんとする臭いや酸味がキツイぬか漬けになってしまいます。

 

美味しいぬか漬けにしたいのであれば、ぬか床内の乳酸菌の発酵状態を丁度良いものにしなくてはなりません。

 

それはとても難しいことのように感じますが、乳酸菌発酵の原理を知っていれば簡単です。

 

乳酸菌の増殖しやすい条件増殖しにくい条件などを知り、ぬか床を上手にコントロールして美味しいぬか漬けを作っていきましょう。

 

ぬか床の乳酸菌を上手にコントロールするには?

ぬか床の乳酸菌を上手にコントロールするためには、乳酸菌が好む環境を知ることが大切です。

 

乳酸菌が好む環境の要素とは、1.温度、2.空気、3.塩分、4.水分です。

 

<温度>

 

ぬか床にとって最適な室温というのはおよそ20℃~25℃です。

 

それより高い温度で保管すれば乳酸菌は爆発的に増殖してしまい、あっという間にすっぱいぬか床になってしまいますし、低い温度であれば乳酸菌がなかなか増殖せず酸味の少ない塩味だけのぬか床になってしまいます

 

そのため、常に最適な温度で管理できるのであればいいのですが、家庭では温度コントロールが難しいということもあります。

 

そのため、このようにベストな温度で管理できないときは、他の要素を気を付けていくことで美味しいぬか漬けをコントロールすることができます。

 

<空気>

 

乳酸菌は酸素が少ない環境でよく増殖します。

 

ですので、ぬか漬けをかき回さずに放置しておくと、乳酸菌が爆発的に増殖してぬか床がすっぱくなりすぎてしまいます。

 

ぬか床は夏場は1日2回その他の季節は1日1回程度かき混ぜ、ぬか床内に程良く空気を入れてあげれば、乳酸菌が急激に増えすぎてしまうことがありません。

 

ぬか床内には、乳酸菌以外にもさまざまな菌が住んでいて、乳酸菌のように酸素が嫌いな菌もいれば好きな菌もいます。

 

それらの菌がバランス良く存在しているのであれば、酸味や旨味が丁度良いぬか漬けになります。

 

ですので、それらのバランスが偏らないように毎日適度にぬか床をかき混ぜて空気を入れ替えてあげることが大切です。

 

<塩分>

 

ぬか床に塩分が足りないと野菜の水分が外に出ていかないため、なかなか野菜が漬かりません。

 

そのため、野菜の漬かり具合が遅くなったら、塩分が足りないという目安になります。

 

また、ぬか床に塩分が少ないと菌の繁殖が活発になりすぎてしまいます

 

雑菌の繁殖を抑えるためにも、塩はしっかりと入れていきましょう

 

ぬか床をしばらくお休みさせたい場合は、塩を表面にふっておいてから冷蔵庫で保管すると菌の増殖を抑えることができます。

 

再びぬか床を復活させるときは、表面の塩を取り除き常温の環境に置いてから、新しいぬかと捨て野菜を加えて乳酸菌の繁殖を活発化させると、また元の美味しいぬか床に戻ります。

 

<水分>

 

ぬか床にとって丁度良い水分量は、みそと同じくらいの加減です。

 

野菜を何回か繰り返して漬けていると、野菜から水分が浸みだしてくるため、やがてぬか床が水分でゆるくなってきます

 

ぬか床に水分が増えてくると、ぬか床内をいくらかき混ぜても空気を含ませることができなくなり、酸素の嫌いな菌ばかりが活発になってきます。

 

美味しいぬか漬けにするには、さまざまな菌がバランス良くぬか床内に存在することが重要です。

 

そのため、ぬか床の表面に水が溜まってくるようになったら、新しいぬかを加えるか、キッチンペーパーなどで水分を吸い取るようにしましょう。

 

すぐに美味しいぬか漬けを食べたい場合は?

気温が低い冬場にぬか床をスタートさせると、最初から作ってもぬか床の発酵がなかなか進まず、美味しい状態になるまで発酵させるにはある程度時間がかかります。

 

そこで、すぐにでも美味しいぬか漬けを食べたいという場合は、すでに発酵済みのぬか床を購入してきて、そこからスタートするという方法もあります。

 

これを利用すれば野菜を入れて半日~1日待てば、今日明日にも美味しいぬか漬けを食べることができます

 

後は、ぬかを少しづつ加えてぬか床を増やしていけばいいだけなので、簡単です♪

 

発酵済みのぬか床は、スーパーや通販などで簡単に手に入れることができますので、利用してみてはいかがでしょう。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

ぬか床の管理は、乳酸菌の特性を良く知っておけば簡単ということが分かっていただけたでしょうか?

 

日本人の腸に昔からなじみがある乳酸菌というのは、ヨーグルトの乳酸菌よりもぬか漬けなどに存在する植物性乳酸菌です。

 

ヨーグルトの乳酸菌が合わないという人も、ぬか漬けならば大丈夫という人もいると思います。

 

植物性乳酸菌を沢山摂取できれば腸活にもなります。

 

腸活をすることは便秘解消免疫力UPにもなりますので、これからはぬか漬けで健康的な体作りを考えてみてはいかがでしょう♪

 

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