手づかみで食べ物を食べることができるようになる9カ月頃からは、つかんだ食べ物を落としたり、投げたりする行動が始まります。
このように食事に集中せずに遊び食べをする時期は、1、2歳頃でピークになり、3歳を過ぎた頃から次第に減少してきます。
幼児の遊び食べは、さまざまなものに対し自分の手で触って確認する学習行為でもあります。
そのため、むやみに遊び食べを禁止するのではなく、ある程度は認めさせてあげましょう。
遊び食べをしてたくさんの食事を食べこぼすと、食卓周りの汚れがかなり気になりますよね。
そのような場合は、周囲が汚れてもいいようにイスや机の下にビニールシートなどを敷いておくことで片付けが容易になります。
子供が遊び食べをしていても、きちんと食べて栄養が取れているのであれば問題ありません。
ですが、食べ始めから20~30分くらい過ぎてもまだ食べずに遊んでしまうようであれば、まだお腹が空いていない可能性もあります。
食事の時間になってもまだお腹が空いていないというのは、生活リズムに問題があるのかもしれません。
「子供に夜更かしをさせている」、「おやつを与えすぎている」、「テレビやビデオなどを長時間見ている」や「昼寝の時間が長過ぎてはいる」、「外遊びをしていない」などが原因で生活リズムがおかしくなっている可能性があります。
正しいリズムで生活をしているかどうか、普段の生活を振り返って考えてみましょう。
子供は遊んでいる途中で食卓に着いても、遊びの気持ちを引きずったままになり食べ物で遊んでしまうことがあります。
そこでそのような気持ちを切り替えるために、遊びと食事の区切りをつける必要があります。
遊びと食事の区切りをつけるコツは以下のとおりです。
1. 遊びを中断させて子供と一緒におもちゃの片付けをする。
2. 片付けが終わったら手を洗い、食事用エプロンを子供につける。
3. ランチョンマットや食器、食事などを食卓に並べたら、食卓に着く。
4. 「いただきます」の挨拶をして食べ始める。
以上のルーティンで一連の流れを作った後に食事を開始すると、子供は遊びの気持ちから食事への気持ちへとスムーズに心を切り替えることができるようになってきます。
これで食事に集中して食べるようになりますが、満腹になれば遊び食べをし始めてしまうもあります。
その場合は、もう1度食べ物に集中させるような声掛けをしてみましょう。
それでもまだ遊んでしまうようであれば、もうこれ以上食べさせる必要はありません。
すぐに「ごちそうさま」をして食事を片付けることで、子供に食事の終わりを理解させてあげましょう。
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