1歳~1歳6カ月頃になると、そろそろ奥歯の第一乳臼歯が生えてきます。
この頃から食べ物をかみつぶすことができるようになりますが、まだ上手にすりつぶすことはできません。
子供のかむ能力に合っていない食べ物を与えてしまうと、子供は吐き出したり、よくかまずに丸飲みをしてしまったりすることがあります。
そこで乳歯が全部生え揃う3歳くらいまでは大人と同じものを与えるのではなく、食材の切り方や加熱時間などを工夫し、その年齢に合ったものに調理しましょう。
この調理のひと手間でかなり食べやすくなり、子供は「かんで食べるとおいしいな」と感じるようになってきます。
では、子供が食べにくいと感じる食感とはどのようなものでしょうか?
かたまり肉やゆで過ぎたエビやイカなどは硬さがあり、幼児の歯でかんでもなかなか細かくならない食材です。
また、コンニャクやかまぼこ、キノコ類なども弾力があってかみにくい食材です。
これらは加熱しても柔らかくなりにくいため、調理の段階でその子供の年齢に応じた食べやすい大きさにカットしておく必要があります。
レタスやワカメ、ホウレン草などの葉物類やミニトマトや豆類は、口の中で皮や繊維が残ってしまったり、もたついてしまったりすることがあり、食べにくいと感じることがあります。
また、ブロッコリーやひき肉なども口の中でまとまらず、食べにくいことがあります。
このような食材の場合は、水分の多い滑らかな食材と一緒にあえたり、とろみをつけるなどのひと工夫でかなり食べやすくなります。
同様に、口の中の水分を吸収してしまうようなイモ類、ゆで卵、パンなどにも同様の調理をするといいでしょう。
早食いや肥満ぎみの子供の場合、よくかまずに丸飲みしていることがあります。
それを確認するためにも。子供がどの程度かんで食べているかをたまにはチェックしてみましょう。
まずは口と頬の動きをよく観察します。
あまり頬が動かなかったり、口を開けながら食べていたりするようでは上手にかめていないのかもしれません。
わかりにくいようであれば、食べ物が口の中にあるときに口の中を開けさせて見てみましょう。
「食べ物が食べたときよりも口の中で小さくなっているか?」、「食べ物が奥歯にのっているか?」などを確認します。
もしも、あまりかめていないようであれば、子供によくかんで食べることを教えてあげる必要があります。
食べ物を子供に与えるときは、「もぐもぐしてからごっくんしようね」と声掛けをしてみたり、大人が子供と一緒に食べ物を食べてよくかむ様子を少しオーバーぎみで見せたりすると、子供はよくかむことを理解してくれるかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
子供はよくかんで食べると次第に食材の甘味やうま味を感じるようになってきます。
そして、よくかんで食べると美味しいということに気が付いてきます。
そのことに気づいてもらうためにも、早めによくかむ習慣を身に付けるようにするといいですね。
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