幼児のお風呂嫌いを治すコツ!お風呂を嫌がる理由はコレ


今まで何の問題もなく子供がお風呂に入ってくれていたのに、なぜか急にお風呂嫌いになってしまったいうことはないでしょうか?

 

実は、私の子供も1歳か2歳かのときにそういうことがありました。

 

このときは、お風呂を嫌がって逃げる回る子供を追いかけるのがとても大変だったと記憶しています。

 

昨日まではあんなにも楽しそうにお風呂に入っていたのになぜ?」という気持ちになり、子どもをお風呂に入れる時間が憂鬱になってしまいました。

 

そこで、私なりに子供がお風呂に興味が出るような対策をあれこれと考えてみることにしました。

 

今回はそのときの「子供をお風呂嫌いにさせないコツ」と、「子供をお風呂好きにさせるための方法」などを紹介したいと思います。 

 

1. 子供がお風呂嫌いになる理由と対策

子供がお風呂嫌いになる理由はいろいろあります。

 

子供によっては、大人には想像できない理由でお風呂嫌いになってしまうこともあるようです。

 

子供がお風呂嫌いになってしまうきっかけをいくつか紹介しますので、このうちのどれかに心当たりがあれば気を付けてあげましょう。


①お湯が熱い

 

子供は熱い湯船に入れられたり熱いシャワーをかけられたりしたことが原因で、急にお風呂が嫌になってしまうことがあります。

 

大人にとって丁度良いか少しぬるめだなと感じる41℃くらいの温度でも、子供にとって熱いと感じることもあるようです。

 

多くの育児書では幼児のお風呂の温度は38℃~40℃の範囲が好ましいと書かれています。

 

この湯温は大人の感覚ではぬるいと感じますが、皮膚がまだ敏感な子供にとっては丁度いいのでしょう。

 

子供と一緒にお風呂に入るときは大人の好みの温度ではなく、子供に合わせた温度設定にしてあげましょう。

 

 

②シャワーの音や勢いが怖い

 

シャワーにまだ慣れないうちは、シャワーの音や水の勢いが怖いと感じる子供もいます。

 

また、シャワーが直接顔にかかるなどの嫌な経験をしたことがあれば、「シャワーは怖い」という記憶が残ってしまいます。

 

子供にシャワーを使うときは顔に水がかからないようにし、水の勢いを弱めた状態で使用するようにしましょう。

 

 

③シャンプーが目に入ってしまった

 

子供をお風呂に入れた場合、一番気を付けなければならないの「シャンプー」です。

 

シャンプー液が目に入ってしまうとかなり痛いので、子供はその経験だけでもお風呂が嫌になってしまいます。

 

子供の髪の毛を洗うときは、大人と同じように頭を下向きにさせて洗うと顔にシャンプー液が垂れてきてしまいますので、顔を天井に向けさせて仰向けの状態で洗えば大丈夫です

 

やり方としては、子供を膝かイスに座らせ、片方の腕で子供の肩を抱くようにして支えながら仰向けにさせて、もう片方の手でシャンプーをするという方法になります。

 

その他としては、シャンプーハットを使って洗髪するという方法もあります。

 

わざわざ子供を抱えて仰向けにさせなくても、シャンプーハットさえしっかりと装着していれば子供がどちらの方向に向いていてもシャンプーができるため簡単です

 

ですが、たまにシャンプーハットがズレて隙間からシャンプーが垂れてきてしまうこともありますので注意が必要です。

 

万が一のことを考えて、子供には目にしみない子供用シャンプーの使用をおすすめします。

④浴用のナイロンタオルが痛い

 

大人にとって少し刺激のある浴用のナイロンタオルは、しっかりと体の汚れやアカを落としてくれるような感じがして気持ちがいいですね。

 

ですが、肌がまだ敏感な子供にとってこのナイロンタオルの刺激が痛いと感じ、体を洗うことが嫌になってしまうことがあります。

 

子供の体を洗うときは、直接手で優しく洗う刺激の少ない浴用タオルやバススポンジを使うようにしましょう。 

⑤脱衣所やお風呂場が寒い

 

冬の寒い時期に冷たさを感じる脱衣所で裸になるのは辛いですね。

 

子供に「お風呂=寒くて嫌な場所」という嫌なイメージを付けさせないためにも、お風呂に入る1時間位前から暖房器具を使って脱衣所とお風呂場を暖めておきましょう。

⑥お風呂が勉強の場になっていて苦痛

 

お風呂は子供と向き合えるいいチャンスです。

 

その時間を利用して風呂場の壁にひらがなやカタカナ、数字の表を貼ってお風呂を「教育の場」にしようと考えるお父さんお母さんも多いかと思います。

 

お子さんが楽しそうに学習しているのであれば問題はありませんが、中にはお風呂で勉強をすることが苦痛に感じているお子さんもいるかもしれません。

 

お子さんがお風呂での学習が嫌そうであれば、内容を変えて「楽しく親子の会話をする時間」として利用してみてはいかがでしょう。

2. 子供をお風呂嫌いにさせないコツ

今まで述べてきた理由が思い当たらないにもかかわらず子供がお風呂を嫌がるのであれば、「そもそもお風呂に興味がない」ということも考えられます。

 

そのような場合は、子供がお風呂にもっと興味が出てくるように工夫することが大切です。

 

そのためにはどのようなことをしたらいいのかを紹介しますので、ぜひいろいろと試してみてください。 


①お風呂用のオモチャで遊ばせてみる

 

お風呂に入ると楽しいオモチャが待っている」というイメージがあると、子供は喜んでお風呂に入ってくれるようになります。

 

お風呂用のオモチャは部屋で遊べるようなものではなく、お風呂でしか遊べないようなオモチャがおすすめです。

 

 

水を使ったオモチャ風呂場の壁に描けるクレヨンお湯に付けると色が変わる絵本など、楽しいものがたくさん市販されていますので、お子さんが喜んでくれそうなものを用意してみてはいかがでしょう。

②お風呂は楽しい親子の触れ合いの場

 

普段、なかなか子供と向かい合って話をする時間がないという人は、一緒に湯船に入るときが子供とじっくりと会話するチャンスです。

 

また、「歌を歌い終わるまで湯船から出ない」、「お互いに体を洗う」など、遊びの要素を取り入れながらお喋りすると入浴タイムが楽しくなります。

 

お風呂は親子で楽しく触れ合う場所」という意識でお子さんと向き合ってみてはいかがでしょう。

 

 

③子供になぜお風呂に入らなければならないのかを教えてみる

 

子供が言葉をだいぶ分かるようになってきたら、なぜお風呂に入らなければならないのかを教えてあげるといいかもしれません。

 

ですが、まだ言葉もよくわからない時期の子に体を清潔にすることの重要性を説明しても理解できないでしょう。

 

大人の言葉が半分以上理解できるようになってきたら、その年齢のお子さんのレベルに合わせて「お風呂に入って体をキレイにしないと汚くなっちゃうよ」、「汚いとお友達に嫌いって言われちゃうね」、「お風呂でバイキンにバイバイしようね」など優しく話してあげましょう。

 

3. おわりに・・・

いかがでしたでしょうか?

 

このように、子供は意外なことで急にお風呂嫌いになったりすることがあるものです。

 

お子さんが言葉で説明できるようであれば、なぜお風呂が嫌なのかをじっくりと聞いてあげればすぐに解決するかもしれません。

 

ですが言葉がまだしっかりと話せないお子さんの場合は、理由がはっきりとわからないことも多いかと思います。

 

そのようなときは、とりあえずお風呂に入る環境を少し変えてみるといいかもしれません。

 

例えば、「今までパパと一緒に入浴をしていたのであれば今度はママと入浴する」とか、「お風呂のオモチャを新しいものと交換する」、「夕食後だった入浴時間を夕食前に変更する」など、これまでとは違ったことにチャレンジしてみてはいかがでしょう。