幼児が自分で上手に物を食べるためには、手と口の発達が需要です。
乳児期の子供はよく指しゃぶりやオモチャなどをなめたりしますが、同時に手と口も動かしています。
指しゃぶりや物をなめたりするのは不衛生だと思う人もいますが、手と口の発達には大切なことですので無理にやめさせる必要はありません。
赤ちゃんの手やオモチャなどは常に清潔に保つように心掛け、赤ちゃんの自由にさせてあげましょう。
手を動かすことが上手にできるようになれば、すぐに手づかみ食べも上手になります。
そこまで成長したら、今度はスプーンやフォークを持たせてあげましょう。
乳幼児の手は、まずは小指のほうから発達し、やがて親指のほうへと力が入るようになってきます。
そのため、指の発達と共にスプーンの持ち方も変化します。
小指だけに力が入る頃は、親指のほうにスプーンの先を向けて手のひら全体でにぎるような形(順手にぎり)でスプーンを持ちます。
やがて少しずつ親指に力が入るようになると、小指のほうにスプーンの先を向けるような形(逆手にぎり)でスプーンを持てるようになってきます。
さらに指に力がつくと指だけでスプーンを持てるようになり、鉛筆にぎりなどができるようになります。
1歳を過ぎた頃になったら、手づかみ食べでも食事のときはテーブルに子供用のスプーンやフォークも置くようにしましょう。
そして子供がそれらに興味を示すようであれば、自由に持たせてあげます。
子供は親がスプーンを使って食べている様子を見ると、親のマネをしたくなります。
「親が使っている様子をさりげなく見せる」というのも子供がスプーンやフォークに興味を持たせるためのコツです。
子供がスプーンやフォークを持っても、最初から上手に扱うことはできません。
そのため、最初の頃は大人が手を添えて口まで運ぶようにサポートしてあげましょう。
フォークなどを使って食べ物を刺すことが難しい場合は、大人がフォークに食べ物を刺してから子供に渡しても構いません。
子供が自分で頑張って食べようとした場合は、上手に食べられなかったとしても必ずほめてあげるようにしましょう。
子供は大人にほめられると、うれしくて何回もチャレンジしようとします。
何回もトライすることで脳と筋肉の発達がうながされ、やがて上手に食べることができるようになります。
良い食器選びは、子供の食生活とってとても大切なことです。
子供は大人と同じ食器では上手に食べることができなかったり、食器を落として割れてしまったりすることがあります。
そのため、子供の食器は必ず子供用であることが大切です。
最初は、少し深めの直角に近い立ち上がりのフチがあるプラスチック製のプレート皿がおすすめです。
いきなりお茶碗やお椀を与えても、すぐにひっくり返してしまう可能性があります。
ワンプレートであれば安定感がありますし、深めのフチや仕切りがあれば多少の汁があってもこぼれにくいという利点があります。
ワンプレートで上手に食べることができるようになったら、少しずつお茶碗やお椀、スープ皿などを増やしていくといいでしょう。
良い食器選びのコツについての記事はコチラ ⇒ どんなものがおすすめ?初めてのお茶碗やお皿、コップ選び
いかがでしたでしょうか?
幼児がスプーンやフォークを使って上手に食事ができるようになるためには、それなりの訓練が必要です。
訓練といえども厳しさは必要ありません。
子供の自主性を失わせないように、「自分で食べ物を食べることは楽しい!」と思わせることが大切です。
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