食べ物に好き嫌いができるのはなぜ?幼児期の偏食を改善!

幼児の偏食改善のために調理を工夫している母親の画像

食べ物の好き嫌いはなぜ起きる?

子供は大人よりも食べ物に対して好き嫌いがはっきりしています

 

今まで見たことがないような食べ物に対しては警戒心が出て、慎重な性格の子供であればすぐに手を出したりしない傾向があります。

 

子供にとって好きな食べ物とは、「普段から慣れ親しんでいるものや気に入っているもの」であり、逆に嫌いな食べ物とは「見たことの無いものや食べづらいもの、飽きてしまったもの」であることが多いようです。

 

子供が食べなかったものは「嫌いな食べ物」だとすぐには諦めずに、繰り返し食卓に出してみましょう。

 

その食べ物に慣れてくれば、そのうちに食べてくれるようになることもあります。

 

同時に大人が「おいしいね」と言って子供と一緒に食べるようにしてみてください。

 

その様子を見て子供は安心し、「食べてみよう!」という気持ちになるかもしれませんので、ぜひトライしてみてください。

 

 

また、子供は食べ物の味そのものよりも、見た目の食べにくさや固さなどで食べないということもあります。

 

食材の切り方や調理方法などを工夫し、その年齢に合った食べやすい食事を用意することで食べ物の好き嫌いを少なくすることができます。

 

口に入れても出してしまう場合は?

子供は食べ物を口に入れても、すぐに口から出してしまうことがあります。

 

この場合は「味や香りが好きではない」という場合と、「食べにくい」という場合が考えられます。

 

味や香りが好きではないという場合は、食材の香りを抑えるような調理にしたり、子どもの好きな調味料を使ってみたりすることで食べてくれる可能性が高くなります。

 

ケチャップやマヨネーズ、ウスターソース、ホワイトソース、カレーなどは、子供が好きな調味料です。

 

このような調味料を使った味付けにしてみることで、子供が喜んで食べてくれる可能性が高くなります。

 

食べにくい食材の調理法

食べにくい食材の場合は、食材の切り方や形をもっと工夫してみましょう。

 

加熱すると柔らかくなるような根菜類は、十分に加熱することで食べやすくなるため、ある程度の大きさがあっても大丈夫です。

 

葉野菜などは十分に煮たとしても、繊維があって噛み切りにくさが残りますので、さらに繊維を断つようにカットする必要があります。

 

魚は熱を加えるとほぐれやすくなるため一口大の大きさでも問題はありませんが、肉の場合は加熱すると固くなり、繊維や筋の部分が噛みにくい場合があります

 

このようなときはミンチにしたり、細切りにしたりするなど繊維や筋を断つような工夫で食べやすくなります

 

肉は長時間煮込んだり、圧力釜で調理したりすると繊維や筋があってもかなり柔らかくなります

 

肉を柔らかく調理した場合は、細かくカットせずに一口大の大きさがあっても大丈夫です。

 

 

ひき肉や細かくカットした野菜などは、口の中でバラバラになりやすく食べにくい場合があります。

 

そのようなときはとろみを付けてあんかけ状にしたり卵でとじたりすると、かなり食べやすくなりますので、幼児の食事にはこのようなひと手間が大切です。

 


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