幼児の手づかみ食べはいつから?食器とレシピを紹介!


毎日、離乳食をきっちりとあげているにもかかわらず、子供が手を伸ばして大人が食べているものを欲しがったことはないでしょうか?

 

子供にこのような様子が見られたら、そろそろ自分一人で食べるための準備をしてもいい頃です。

 

最初はスプーンやフォークは使えませんから、もちろん「手づかみ食べ」になります。

 

では、どのようなものを準備し、どのようなものを食べさせたらいいのでしょうか?具体的に紹介します。

1. 手づかみ食べをスタートさせる時期はいつから?


子供が大人が食べているものを欲しがり、自分で食べ物をつかんで口に入れようとするのは、生後9か月頃からです。

 

この時期になると離乳食が後期の段階に入り、バナナくらいの柔らかさのものであれば歯茎でつぶして食べることができるようになっています。

 

まだ大人がスプーンで離乳食を食べさせてあげることが中心ですが、子供が欲しがるようであれば手に柔らかい食材を持たせてあげて、自分で食べるようにさせてもいいでしょう

 

ですが、最初は上手に食べ物を持ったり、口に持って行ったりすることは難しいと思われます。

 

食べ物を手に持たせてあげたけれど、全部落としてしまったということや食べ物で遊んでしまったということはよくあります。

 

そのようなことが続いても気を落としたりはせず、また次回トライしましょう。

 

 

成長の度合いは子供によって違いがあります。

 

1歳のお誕生日を迎える頃を目安にして、自分の手で少しだけでも食べることができるようになればOKです。

2.  手づかみ食べしやすい幼児用食器とは?


子供が手づかみ食べをし始めたら、そろそろ幼児専用の食器を用意しましょう。

 

手づかみ食べをする時期におすすめの食器は、すべての料理が1つのお皿の中に盛り付けられる仕切り付きのプレートです。

 

プレートはある程度の大きさがあるので、小さな食器をいくつも用意するよりも料理をこぼしにくく、下に落としにくいと思われます。

 

おすすめの形は、手で食事をつかんでもコロコロと外に転がりにくい直角に近い立ち上がりのフチがありある程度の深さがあって汁があるものでもこぼれにくいものです。

 

プレートの素材はどのようなものでも構いませんが、割れにくいものがいいでしょう。

 

子供が食器をよくひっくり返してしまうようであれば、最近はひっくり返りにくいプレートなども販売されています。

 

いろいろなタイプの食器がありますので、ぜひそのようなものも利用してみてください。

 

同時に、幼児用のフォークやスプーン、マグカップ、お椀型の入れ物なども購入することもお忘れなく。

 

すぐにこれらも使うようになってきますので、今のうちに揃えておいてくださいね♪

 

3.  手づかみさせるには食卓周辺の準備も必要

子供に手づかみ食べをさせると、かなりテーブル周りを汚されることを覚悟しなければなりません。

 

また、服もそのままではベタベタに汚されてしまいます

 

子供が食事をする度に服を洗濯し、テーブルと床の掃除をしなくてはならないかと思うと、かなりのストレスですよね。

 

そこで、子供用のイスとテーブル、食べこぼしマット、幼児用ランチョンマット、お食事エプロン、お食事スタイなどを利用すると便利です。

 

子供用のイスは高さの低いものや高いもの、また、テーブル付きのものなどがあります。

 

中にはテーブルにひっかけて使う簡易イスのようなものがありますが、これは子供が少し暴れるとテーブルごとひっくり返る危険性がありますのであまりおすすめはできません

 

我が家ではテーブル付きの高さの低いイスを使っていました。

 

これであれば、万が一テーブルから子供が落ちてもケガをする心配がなく、安心して子供に食事をさせることができました。

 

また、子供のイスの下にはお食事マット(シート)が必須です。

 

これが無いと床が毎回ベタベタになってしまい、拭き掃除がかなり大変です。

 

お食事マットに落ちた食べ物は軽く雑巾で拭き取るか、流しで洗い流したあと、洗濯機で丸洗いするだけでOKです。

 

少なくとも2、3枚くらい用意しておけば、安心です。

 

お食事マットとお食事エプロンについては、過去の記事で詳しく紹介していますので、こちらも参考にしてみてください↓

 

 

これは便利!子供の食べこぼし対策用グッズ!(食事マット編)

 

 

これは便利!子供の食べこぼし対策用グッズ!(食事エプロン編)

 

4.  手づかみしやすく、飲み込みやすいレシピとは?

幼児が手づかみしやすく、食べやすい食事(レシピ)とはどのようなものでしょうか?

 

まずは、ご飯について。

 

ご飯はそのままプレートに盛り付けても、ポロポロと手からこぼれてしまいます。

 

そこで、ご飯はぎゅっとにぎったひと口大の固いおにぎりにすると、幼児の手でもつかみやすくなります。

 

ご飯以外の主食としては、1~2㎝くらいにカットし柔らかく煮たうどんなどがおすすめです。

 

また、小麦粉をだし汁と卵で溶いた野菜入りの「お好み焼き」などもいいですね。

 

幼児はまだ内臓機能が未発達ですので、大人が好むような濃い味付けでは内臓に負担をかけてしまう恐れがあります。

 

大人の味付けの1/3~1/2くらいを目安に、かなり薄味を心掛けてください。 

 

 

おかずの固さの目安は、歯茎でも潰せるバナナくらいの柔らかさが丁度良いでしょう。

 

大きさはすべてひと口大にし、手でつかみやすい形にカットします。

 

木綿豆腐や野菜の煮込み、はんぺん、ひき肉、柔らかい白身魚などがおすすめです。

 

おかずに水分が少なく飲みにくいようであれば、だし汁や野菜スープなどを水溶き片栗粉でトロミをつけて、おかずにかけてあげるとノドの通りが良くなります。

 

 

 

奥歯が生えてくる1歳頃になれば、もう少し大きめにカットし、歯ごたえのあるものでも食べられるようになってきます。

 

この頃に柔らかいものばかりを食べていると、しっかりと噛むことを覚えずに丸飲みしてしまう子に育つ可能性があります。

 

野菜スティックなど、ある程度歯ごたえのあるものを食べさせるようにし、しっかりと噛んで食べることを覚えさせます。

 

いろいろなものを食べさせて、「噛んで食べるとおいしい!」ということを認識させてあげてくださいね。

 

5.  上手に手づかみできるようになったら、次はスプーンやフォークの練習


子供がスプーンやフォークを使えるようになるのは、1歳のお誕生日を過ぎてからです。

 

最初はスプーンやフォークに興味を示さなくても、食事のときにいつもスプーンやフォークを近くに置いておくと、やがて興味を示すようになってきます

 

1歳~1歳半くらいでほとんどの子供が親のマネをしたがるようになりますので、自分からスプーンやフォークを持つ回数が増えてきます。

 

大人がときどきスプーンを手に持たせてあげ、こうやって使うのだと教えてあげてもいいですね。

 

 

スプーンやフォークは最初から上手に使うことができないのは当たり前。

 

こぼしても叱ったり、ガッカリしたりしないようにしましょう。

 

幼児が使いやすいスプーンやフォークの選び方はこちらの記事をどうぞ↓

 

出産祝いにも最適!おすすめ子供用スプーン&フォーク

 

6.  おわりに・・・

生後9か月になれば、そろそろ大人が食べさせてあげる離乳食から自分で食べる幼児食へと切り替える時期を考えてもいい頃です。

 

自分で食事をとることができるようになれば、いよいよ赤ちゃんも卒業ですね♪。

 

ですが、2歳くらいまではまだまだ食事をこぼすことも多いので、それなりの対策は必要です。

 

ここで、今回の復習をさらっとしてみましょう!

 

① こぼしにくく、食べやすいように工夫をした調理をする。

② こぼしにくく、食べやすい食器を用意する。

③ お食事マットをイスの下に敷く。

④ お食事エプロンをして洋服が汚れるのを防ぐ。

 

以上のようにすればママの負担もかなり減りますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

 


この食事、食べさせていいの?と迷ったら… ⇒ 3歳までの子供を持つ親必見!「いつからOK?」に答えます!

 

幼児食移行期の子供について、よくある質問その2はこちら ⇒ よくある質問についてお答えします!(幼児食移行期その2)

 

幼児食移行期の子供について、よくある質問その1はこちら ⇒ よくある質問についてお答えします!(幼児食移行期その1)