現在の私たちは、新型コロナウイルスに悩まされている状況にありますが、人類の歴史をたどってみると、ウイルス感染で死者がたくさん出たという過去は何度もあります。
近年で有名なのは、第一次世界大戦の最中に起こったインフルエンザの一種である「スペイン風邪」です。
まだ、この頃はウイルスという概念や抗生物質も発見されていない時代で、世界の人口のおよそ半分がこのスペイン風邪に感染しました。
この病気の死者はおよそ5000万人。
第一次世界大戦の戦争の死者がおよそ1600万人という事実と比較しても、いかに感染死亡者多いかということがわかります。
これで注目したいのは、これほど致死率が高いスペイン風邪であっても、「感染しても発症しない人」、「感染しても生き残った人」がいたということです。
この生死の運命を分けるものとは何でしょうか?
もちろん、既往症の有無やいろいろな要因が関係しているとは思いますが、免疫力の高さも大きく関係していると思われます。
そこで、免疫力を高める働きをするといわれているおすすめ食材を紹介します!
免疫力を高めるための生活の基本は、「十分な睡眠」、「適度な運動」、「ストレスを溜めない」、「バランスの良い食事」といわれています。
今回は、このうちの「バランスの良い食事」にスポットを当ててみましょう。
免疫力を高めるポイントは腸にあるといわれています。
腸は体の中に入ってきた有害な菌やウイルスなどと戦うための免疫がたくさん集まっているため、腸の状態を良くすることが免疫力を高めることに繋がります。
そこで腸の状態を良くする以下の食材を積極的に取ることをおすすめします。
【発酵食品】
腸の中にはたくさんの腸内細菌が住んでいます。
腸内の善玉菌が増えると腸の動きは良くなり免疫力が上がってきますが、悪玉菌が増えると腸内の環境が悪くなって免疫力が下がってきます。
ヨーグルト、味噌、漬物、キムチ、納豆などの発酵食品には善玉菌がたくさん含まれているため、腸のためにも積極的に摂取したい食品です。
ですが、これらの善玉菌はほとんどが胃酸によって死んでしまい、生きたまま腸に届かないことが多いようです。
ですが、死んでしまった善玉菌でも全く役に立たないワケではありません。
善玉菌の死骸は腸内で生きている善玉菌のエサになりますので、結果的には善玉菌の活性化に繋がります。
ですので、腸まで届く善玉菌でない発酵食品であっても摂取する価値は十分にあります。
【キノコ類】
キノコには腸の働きを活発にする食物繊維やビタミン、ミネラルなどが含まれていますので、免疫力をUPするためには積極的に摂取したい食品です。
また、キノコに含まれている食物繊維であるβグルカンは、そのまま腸内の免疫細胞に作用して免疫力を高める働きをしてくれますし、アレルギー予防や改善、ガン予防などにも期待されています。
生のキノコ100g中に含まれるβグルカンの量は、マイタケ2.3g、エリンギ1.9g、ブナシメジ1.8gです。
つまり、身近な食材で効率良くβグルカンを摂取したいのであれば、マイタケが一番のおすすめです。
免疫力は個人差がかなり大きく、必ずしも高齢者だから免疫力が低く、若いから免疫力が高いとはいえません。
ストレスや不摂生な生活は免疫力を下げる原因となりますので、今回をきっかけに「自分は今までどのような生活をしていたか?」を見直してみましょう。
ウイルス対策には「手洗い」、「マスク」、「アルコール消毒」の感染予防対策と、「十分な睡眠」、「ストレス解消」、「適度な運動」、「バランスの良い食事」の免疫力向上対策が必要です。
これらを気を付けることで感染が減り、お年寄りや乳幼児、妊婦さん、感染リスクが高い人などをウイルスから守ることができます。
世界中の人々が安心して暮らすためにも、1人1人の協力が必要です。
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