2021年5月追記:
まずは、こちらの文章から~
振り返ってみると、2020年3月のこの頃は新型コロナウイルスはまだ未知の部分が多く、国も厚生労働省も私たち庶民もかなりあわてふためいていました。
なんとかこの新しいウィルスに感染しないようにしようと、厚生労働省の方針を詳しく調べ、皆さんに分かりやすく解説しようと夢中になっている私がこの記事から読み取れます。
コロナ対策は未だに解決していない問題も多いですが、この頃に比べるとだいぶ新型コロナウイルスの性質やどのような対策をすれば感染しないのかもだいぶ分かってきました。
現在の厚生労働省のホームページでは、あれからだいぶ更新されているため、以下の記事の内容とは違う部分もあります。
今は、4日以上の高熱が続かないと医療相談や受診ができないということはありませんので、ご安心ください。
熱や咳、体のだるさを感じたら、速やかにお近くのかかりつけ医を受診し、PCR検査を受けるべきかを判断してもらいましょう。
以上の点をふまえて、以下の記事が過去の文章であることをご了承して読んでいただければと思います。
前回までに、新型コロナウイルス(新型肺炎)について厚生労働省が掲載するホームページより抜粋した内容を簡単にかみ砕いて何回かご紹介してきました。
刻々と変化するその内容は、すでに1記事ではとても書ききれないほどの内容となっています。
今回は、2020年3月16日の厚生労働省のホームページに書かれている「症状がある場合の相談や新型コロナウイルス感染症に対する医療について」からいくつかを抜粋し、わかりやすく紹介したいと思います。
3月9日、3月11日にアップした記事に続いての内容です。
実際に新型コロナウイルスに感染した疑いがあった場合や、発症した際に、どのように医療を受診したらいいのか?、感染したら重症化しやすいのか?などを紹介しますので、ご家族のためにもぜひ一読ください。
前回まで新型コロナウイルス関連の記事はこちら↓
厚生労働省の見解は?新型コロナウイルス(新型肺炎)の予防対策と受診方法
厚生労働省のホームページの内容は頻繁に更新されていますので、内容が必ずしも最新情報であるとは限らないということをご了承ください。
最新情報を確認したい場合はこちらへアクセス!↓
: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
Q:熱や咳があるが、どうしたらいいのか?
A:発熱などのかぜ症状がある場合は、仕事や学校を休んでいただき、外出やイベントなどへの参加は控えてください。
休んでいただくことはご本人のためにもなりますし、感染拡大の防止にもつながる大切な行動です。
咳などの症状がある方は、咳やくしゃみを手でおさえると、その手で触った周囲のものにウイルスが付着し、それを介して他者に病気をうつす可能性がありますので、咳エチケットを行ってください。
発熱などのかぜ症状について、現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気による場合が圧倒的に多い状況です。風邪やインフルエンザ等の心配があるときには、これまでと同様に、かかりつけ医等にご相談ください。
新型コロナウイルスへの感染のご心配に限っては、最寄りの保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」にお問い合わせください。
「相談・受診の目安」として以下の条件に当てはまる方は、同センターにご相談ください。
・ 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)。
・ 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)があり、特に高齢者をはじめ、基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など))がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方。
Q:「帰国者・接触者相談センター」とは?
「帰国者・接触者相談センター」では、皆さんから電話での相談を受けて感染が疑われると判断した場合は、帰国者・接触者外来へ確実に受診してもらえるよう調整します。
その場合には、同センターより勧められた医療機関を受診してください。
複数の医療機関を受診することは控えてください。
同センターで、感染の疑いがないと判断された場合は、これまで同様かかりつけ医を受診することができます。
その場合、診察した医師がPCR検査が必要と認める場合には、再度同センターと相談の上、受診を勧められた医療機関でコロナウイルスのPCR検査を受けてください。
同センターはすべての都道府県に設置され、24時間対応していますので、詳しくは、下記のホームページを参照してください。
帰国者・接触者相談センターページ↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html
Q:PCR検査の検査体制は増えているのか?「検査がしたくても、保健所で断られ、やってもらえない」との指摘があるが、保険適用が始まるとどのように変わるのか?
かかりつけ医などが必要と考える場合には、すべての患者の皆さんがPCR検査を受けることができる十分な検査能力を確保します。
具体的には、国立感染症研究所・検疫所に加え、地方衛生研究所、民間検査会社や大学などの協力を得ながら、1日6000件程度の検査能力を確保しており、3月末には8000件を超える見込みです。
また、患者の皆さんが検査を受けやすいように、PCR検査の医療保険適用を始めました。
帰国者・接触者相談センターからPCR検査が必要とされたときは、保健所を経由することなく、民間の検査機関に直接検査依頼を行うことが可能となりました。
身近にいるお医者さんがPCR検査が必要と判断した場合には、帰国者・接触者外来を紹介受診し、そのお医者さんの判断を踏まえ検査を行うことになります。
地域の検査能力に限界があるために断られるということがないよう、国がこれまでにも増して厳しく見ていきます。
同時に、現在、検査時間を大幅に短縮できる新しい簡易検査機器の開発を進めていて、3月中の医療現場での利用開始を目指しています。
Q:新型コロナウイルスへの感染が心配される場合、「直に帰国者・接触者外来を受診しないように」といわれているのはなぜ?
風邪の症状や発熱、だるさ、息苦しさなどの症状あっても、現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の人が圧倒的に多い状況です。
ですので、まずはこれまでと同様、かかりつけ医等にご相談ください。
新型コロナウイルス感染症が疑われる人は、「帰国者・接触者相談センター」から病院の「帰国者・接触者外来」に行くことを勧められて受診します。
ですので、感染への不安から、許可なく帰国者・接触者外来を設置している医療機関を受診することは避けてください。
コロナウイルス感染症でなかった場合、感染をするリスクを招くことになるからです。
また、「帰国者・接触者外来」を設置している医療機関は公開していません。
これは、新型インフルエンザ流行の際に、一部の府県で特定の医療機関の外来に受診者が殺到して、急を要する方(集中治療を有する重症者など)に対する対応に時間を要した等の経験があるからです。
Q:新型コロナウイルスは重症化しやすい?
新型コロナウイルス感染症は、軽症であったり、治癒する方も多い病気です。
国内の症例では、発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさを訴える人が多いようです。
コロナウイルスによる肺炎が重篤化した場合は、人工呼吸器など集中治療を要し、季節性インフルエンザよりも入院期間が長くなる事例が報告されています。
高齢者や基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患など)を有する方では、重症化するリスクが高いと考えられています。
国内での発生事例と武漢からのチャーター便帰国者事例を合わせると、PCR検査陽性の方で症状のあった692人のうち、重症になった人(人工呼吸器等を必要とした人又は集中治療室に入院した人)は、約5%でした(3月15日現在)。
なお、中国疾病対策センター(中国CDC)によると、2月11日までに中国でコロナウイルス感染症と診断された約44000人のデータによると、息苦しさ(呼吸困難)などを認めない軽症例が80%以上と多くを占めており、呼吸困難が生じる重症や呼吸不全に至る重篤例は20%未満に過ぎないと報告されています。
Q:妊娠中に新型コロナウイルスに感染した場合、どのような症状や胎児への影響があるのか?
一般的に、妊娠中に肺炎を起こした場合、妊娠していない時に比べて重症化する可能性があります。
そのため、妊娠中に「風邪の症状や37.5度以上の発熱が2日以上続く」、「強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある」場合には、最寄りの保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」にお問い合わせください。
また、胎児への影響については不明ですが、現時点で胎児障害の報告はありません。
以上が2020年3月16日現在での情報です。
これからは熱や咳などの症状が出た場合、あわてて帰国者・接触者相談センターに電話してPCR検査を要求するよりも、まずはかかりつけ医に受診の相談を電話で聞き、医師の指示どおりに行動するといいでしょう。
かかりつけ医のところへ受診したらいいのか、帰国者・接触者相談センターへすぐにでも電話したらいいのかは、その医師が判断してくれると思われます。
実際に新型コロナウイルスに感染し、重症化した人からの情報では、今まで経験したことがないような倦怠感と熱が長く続いたそうです。
その後、咳が出るようになり、急激に肺炎になって重症化してしまったとのことでした。
幸いにもこの患者はその後無事に回復し、退院しました。
新型コロナウイルスを治す薬はありませんが、肺炎をこれ以上進行させないような薬はあるそうなので、日本の医療であればほとんどの人は重症化したとしてもこの段階で快方に向かうと思われます。
病院できっちりと医療ケアを受ければまず心配することはありませんので、必要以上に不安になることはありません。
怖いのは、医療崩壊です。
医師が足りない、病院のベッド数が足りないということで、重症患者が医療を受けられないということにならないように、みなさんで注意しながら感染症患者の数を抑えていきましょう。
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