便秘とは、排便の回数が減り、便が出にくくなる状態のことで、酷くなるとお腹が張って苦しくなります。
便の排出が悪くなると腸内で水分が再吸収されてさらに便が固くなり、固くなった便を出そうとして肛門が切れたりすることがあります。
子供の場合、その痛みでますますトイレに行くのを嫌がるようになることもあるため、便秘を悪化させてしまうこともあります。
子供の便通が正常かどうかは、大人がしっかりと管理してあげましょう。
特に便秘しやすいと思われる子の場合は、毎日の排便のようすを日誌につけておくことをおすすめします。
排便日誌には便の状態や、その日の食事内容、運動量などを記入しておくと、便秘の原因解明の手がかりになることがあります。
1週間で2回以下の排便、もしくは排便をするときに便が固くてお腹や肛門に痛みを伴う場合があれば医師の診察を受けることをおすすめします。
また、血便が出たり、熱があったりする場合も受診の目安になります。
1週間で3回以上の排便があり、子供の機嫌が良さそうであれば、まずは排便をうながすようなホームケアを続けて様子を見てみましょう。
ですが家庭内のケアだけでは改善しないようであれば、やはり一度は便秘のことで医師と相談したほうがいいと思われます。
医師が便秘と診断した場合は、「浣腸」や「下剤」などを処方されることもあります。
浣腸や下剤を与えるとすぐに便が出るようになりますが、それだけでは根本的な解決方法とは言えません。
家庭内で食生活や生活習慣の見直しなどを行って、薬に頼らなくてもスムーズに便が出るような体づくりをしていきましょう。
排便回数が少ない子供は、「胃腸の動きが悪い」という場合があります。
外遊びをあまりしない子の場合、運動をすることで胃腸が活発に動くようになることもありますので、天気が良い日は外で思いっきり遊ばせるようにしてみましょう。
また、水分をたくさん取ることで腸が刺激され、活発に動くようになることもあります。
普段から水や白湯、麦茶、番茶などでこまめな水分補給をしましょう。
さらに規則正しい時間に食事をすることも、便秘解消には大切なことです。
いつまでもダラダラと食べずに食生活にメリハリを付けることは胃腸に刺激を与えるためにも大切なことです。
1日3食の食事の時間と1、2回のおやつの時間を決め、できるだけその時間を守って食事をするようにしましょう。
腸内環境を良くするためには、1日の食事のうち1回以上はヨーグルトやオリゴ糖などをメニューの中に加えてみることをおすすめします。
また、便のかさを増やすためには、毎日の献立の中に豆類やイモ類、海藻、葉野菜など食物繊維を多く含む食品を意識して取り入れるといいでしょう。
小食な子の場合は、便の量が足りなくて便の回数が少ないという場合もあります。
肉などのタンパク質や脂質の取り過ぎは便を固くし、腸内環境が悪くなる原因になります。
また、消化の良いものばかりを食べさせている場合も便秘になりやすくなりますので、便秘がちな子供の食事内容には細かい気づかいが必要です。
いかがでしたでしょうか?
子供の便秘は日常の心配りで簡単に改善することがあります。
それでもなお改善しないようであれば、医師や保健師と相談して専門家の指示を受けてみましょう。
小さい頃から便秘ぐせを付けてしまうと、大人になってからも苦労します。
子供の将来のためにも、なるべく早めに便秘を改善させてあげてくださいね。
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