ここ数年、日本の夏の暑さはかなり厳しいものになってきました。
ですが、暑いからといって全く外出しないというワケにはいかないですよね。
帰省や旅行、イベントなど、夏は何かと家族で外出する用事があります。
そこで、今回は子供を連れての真夏のベビーカーでの外出についてスポットを当ててみることにしました!
「炎天下の中でも子供がベビーカーで快適に過ごす方法とは?」、「子供が熱中症にかかってしまった場合の対処法はどうしたらいい?」などをご紹介します。
人間の体に含まれている水分量は、高齢者で約50~55%、成人で約60~65%、子供で約70%、新生児で約75%と、年齢が若いほど体の中の水分量の割合が多くなっています。
そのため、子供は大人よりも体温調節機能がまだ未熟で汗もかきやすいため、すぐに脱水状態になりやすいという特徴があります。
子供が水を欲しがってからではすでに脱水状態になっていることもあり得ますので、大人よりも小まめな水分補給が必要です。
このとき子供に与える水分は、必ずしもイオン飲料や経口補水液のようなものでなくても構いません。
水やカフェインの入っていないお茶などの飲み物をたっぷりと飲ませてあげましょう。
ジュースのような甘いものは糖分の摂り過ぎになってしまいますので、大量に与えることは避けてください。
乳幼児の場合は大人よりも体力がなく、長時間暑い場所に居たりすると急に具合が悪くなったりすることがあります。
真夏に外出をする際は、できるだけ子供が快適な環境で過ごすことができるような予定を立てて行動することをおすすめします。
ほとんどのベビーカーには、サンシェードと呼ばれる日よけが付いています。
サンシェードを広げていればベビーカーの中は日陰になるため、ベビーカーを押している大人よりも涼しくて快適だと思ってはいないでしょうか?
実は、ベビーカーの中が日陰になっていても、風通しやシートの通気性が良くなければ想像以上に熱がこもっています。
また、ベビーカーの高さは大人の高さよりも地面に近いため、大人が感じる気温よりも地面からの照り返しの熱で2~3℃くらい高くなっているといわれています。
そのため、真夏にベビーカーで外出した場合は、大人が感じるよりもかなり子供は暑さを感じていると思ったほうがいいでしょう。
そこで、子供が真夏のベビーカーの中で少しでも快適に過ごすことができるように、次のような対策方法をご紹介します。
真夏のベビーカーの高温対策として、下記のような方法がありますのでご紹介します。
ベビーカーの高温対策グッズでまず目につくものは、保冷ジェルもしくは保冷ビーズが中に仕込まれている「ベビーカーシート」です。
メーカーによって使われている保冷ジェルの個数の違いや保冷ジェルをセットする部分の違い、保冷ジェルの性質や使い方の違いなどがあります。
一般的には、お出掛けする数時間前に保冷ジェルを冷蔵庫で冷やしておき、お出掛け時にそれをベビーカーシートの中にセットしてベビーカーシートをひんやりとさせる仕組みのものが多いようです。
残念ながら、私が子育て中のときにはこのような商品の存在を知りませんでした。(もしかしたらまだ無かったのかも?)
ですので、「この商品がおすすめ!」というものがどれかは分かりません。
ただ、いろいろな商品の説明を読んでみると、どの商品も長時間の外出ではそこまで冷たさが長続きしないようです。
ですが、取り外しができる保冷ジェルの場合は、生温かくなってしまっても水で冷やすと少しひんやり感が復活すると書かれているものもありましたので、小まめに水で冷やしながらであれば長時間の外出でも使えそうです。
中には保冷ジェルを冷凍庫で凍らせてベビーカーシートにセットするように勧めているものもありますが、子供の体が冷え過ぎるようであればジェルは冷凍しないほうがいいと思われます。
真夏のベビーカーでの外出の際は、このような快適グッズを上手に使えば子供もかなり快適に過ごせるのではないでしょうか。
保冷ジェル入りのベビーカーシートと似たような商品で、「ファン付きベビーカーシート」というものもあります。
ベビーカーシートの頭の部分か背中か足元にファンが付いていて、ベビーカーシートの中に風を送って熱をこもらせないようにしてくれます。
これならばベビーカーシートが体温で熱くなってしまうことがないため、快適そうですね。
そういえば、ブルーワーカーのためのファン付きジャケットも最近では少しずつ見かけるようになってきました。
ジャケットの中に常に風を送り込むと、かなり涼しいと感じるみたいです。
ですが、子供の体のすぐ近くに電化製品があるというのは、なんとなく不安ですよね。
ファン付きのベビーカーシートを購入するのであれば、足元などできるだけ体から遠い部分にファンが付いているものがおすすめです。
また、「ファンが熱を発生することはないか?」、「電磁波の心配がないか?」が気になりますので、購入の際はこの点を確認してほうがいいと思われます。
ここ数年の流行ですが、持ち歩きのできる小型の携帯扇風機もおすすめです。
これは、巻き付けるタイプやクリップで挟むタイプなどもありますので、ベビーカーにしっかりと設置することができます。
ベビーカーに携帯扇風機を付ける場合は、できるだけ子供の手が届かない部分に設置しましょう。
携帯扇風機には充電式や電池式、羽あり、羽なし、長時間稼働できるものなどいろいろと種類がありますので、お好みのものを選んでみてください。
炎天下のベビーカーでの外出には、サンシェードが必須です。
サンシェードにはいろいろな種類があり、風通しが良いメッシュタイプの生地のもの、ベビーカーをすっぽりと覆って虫よけができるネットタイプのもの、大きなサイズで日よけや雨よけしやすいものなど、さまざまです。
日差しが強いときは、サンシェードを大きく広げてベビーカーの上部をすっぽりと覆いたくなりますが、このように広げるとベビーカーの中に熱がこもってしまうことがありますので注意が必要です。
先程ご紹介した携帯扇風機を使ってベビーカーの中に風を送るか、通気性の良い素材のサンシェードを使うなどの工夫をして、できるだけベビーカーの内部の風通しを良くしてあげましょう。
子供に次のような様子ならば、熱中症の可能性があります。
・いつもよりもぐったりとして元気がない。
・体が熱い。
・暑いのに汗をかいていない。
・おしっこが出ていない。
・嘔吐した。
このような症状が1つでもあれば、すぐにでも涼しい場所に移動して水分を飲ませ、水で濡らしたハンドタオルやハンカチもしくは水の入ったペットボトルなどを首元や脇、足の付け根などに当ててほてった体を冷やしてあげましょう。
子供用の経口補水液やイオン飲料があればそれを与えます。
無ければ水や麦茶のようなものでも大丈夫です。
子供がぐったりとして反応が悪い場合は、危険な状態になっているかもしれません。
このような様子であれば、速やかに医師に診てもらいましょう。
熱中症対策についての記事は、過去にも詳しく書いています。
こちらもぜひ参考にしてみてください。⇒ 見逃すな!子供にこのサインが出たら熱中症?真夏の熱中症対策
真夏の気温が高い日の外出は、子供は大人よりも汗をかきやすく体力がないため、熱中症に注意しなければなりません。
外出にはベビーカーの利用がとても便利ですが、地面からの照り返しを直接受けてしまう高さであるため、サンシェードを広げて日陰を作っても、ベビーカーの温度はかなり高くなると思っておいたほうがいいでしょう。
その対策として、快適な温度になるような工夫がされたベビーカーシートを使ったり、携帯扇風機を使ってベビーカー内部に風を送ったりしながら、子供の体温上昇やベビーカー内部の温度上昇を防ぐように工夫をすることをおすすめします。
万が一、子供が熱中症になってしまった場合、すぐに涼しい場所に移動して体を冷やし、水分を十分に与えることが大切です。
このような対処をしても回復せずに様子がいつもと違うようであれば、速やかに医師の診察を受けましょう。
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