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ちょっとだけコーヒータイム3:コーヒーの生豆を自家焙煎すると楽しい♪



こんにちは~♪

 

「ちょっとだけコーヒータイム」シリーズもいよいよ3回目となりました。

 

新鮮なコーヒー豆を購入して自分で美味しいコーヒーを淹れられるようになったら、次はコーヒーの生豆の焙煎にチャレンジしてみてはいかがでしょう♪

 

 

私は、仕事や家事の合間にの~んびりとコーヒー焙煎する時間がとても好きです。

 

コーヒーの焙煎は家庭のキッチンでは無理だと思っていませんか?

 

実は、コーヒーの焙煎は簡単な道具だけでも上手にできます。

 

もちろん、最初はプロのような焙煎はできないかもしれませんが、焙煎直後の新鮮なコーヒーの香りを味わうことができるのは自宅焙煎ならではだと思います♪

 

今回は、コーヒー焙煎に必要な道具と焙煎の手順を簡単に紹介します。

 


コーヒー焙煎のための準備

 

コーヒーの焙煎のために準備するものは以下の通りです。

 

<準備するもの>

 

コーヒー生豆

 

ガラス蓋付きの片手鍋もしくはガラス蓋付きのミニフライパン

(ギンナンやゴマの焙煎網、焙烙(ほうろく)などもOK)

 

カセットコンロ(安全装置が付いているガステーブルは火が途中で消えてしまうので使えません)

 

中型ステンレスざる

 

キッチンタイマー

 

軍手

 

うちわ

 

キッチンスケール

 

コーヒーの生豆の入手とハンドピック

 

コーヒーの生豆は、コーヒー焙煎店に頼むか通販で購入することができます。

  

生豆を購入したら、焙煎をする前にハンドピックをおこなって欠点豆を取り除いておきましょう。

 

ハンドピックでは未成熟の白っぽい豆や欠けた豆、虫食いの豆、カビの生えた豆、豆以外の混入物などを1つ1つ手で取り除いていきます。

 

良質の豆を購入することができれば欠点豆の数が少なくなり、損失が減ってハンドピックがかなりラクになります。

 

あまりにも生豆が安く販売されている場合は欠点豆の数が多い可能性がありますので、信頼のある生豆取扱店から購入するようにしましょう。

 

コーヒー豆の焙煎手順

それではコーヒーの生豆を焙煎していきましょう!

 

ここでは、私がいつもコーヒー焙煎をするときに使っている片手鍋を使ってでの焙煎を紹介します。

 

ギンナンやゴマ用の煎り器や焙烙(ほうろく)でも美味しく焙煎できますが、私は蓋付きの容器を使って水蒸気で豆を焼く方法がプロのやり方に近いような気がします。

 

煎り器や焙烙で焙煎する場合は、片手鍋のように蓋の開け閉めはありません。

 

コンロの火から数十センチ上で振って焙煎しましょう。

 

それぞれの焙煎方法はYouTubeなどでいろいろな人が動画を出していますので、ぜひそちらの画像を参考になさってみてください。

 

 

<焙煎手順>

 

① 生豆を用意し、ハンドピックをしておく。

 

1回に焙煎できる量は、16㎝片手鍋の場合は50~200gくらいが適切。

 

 

② コンロを中火よりも少し弱めの火に調整して、片手鍋を乗せて蓋をする。

 

軍手を両手につける。

  

 

③ 片手鍋が温まってきたら蓋を開けて生豆を投入し、蓋をしてタイマーをスタートさせる。

 

 

鍋は「数回振ってはコンロに置いて」を繰り返す。(蓋をずらしたり、飛ばさないように片方の手で押さえながら鍋を振ると良い)

 

  

④ 開始から2、3分後から蓋の穴から少しずつ水蒸気が出て始める。

 

少しずつ豆に色が付き始め、5分後にはハッキリと色の変化が感じられるようになる。

 

  

⑤ バチッ!パチッ!と豆がはじけるような音が聞こえたらこれが1ハゼ。

 

鍋を振り始めてから8分前後で1ハゼが始まるように火加減や鍋振りを調整すると良い。

 

1ハゼの音が聞こえてくるまでは、決して蓋を開けないようにする。

 

 

⑥ 1ハゼが何発か聞こえてきたら、火をかなり弱めて鍋を振る合間に少しだけ蓋を開ける。

 

1ハゼの音が聞こえるあいだは、蓋を開けたり閉めたりも繰り返す。(1ハゼ中は温度上昇をフラットにするため)

 

 

⑦ 1ハゼの音が聞こえてこなくなったら、火を少し強めて再び蓋を閉めたままにする。

 

3回振って1回置くをまた繰り返す。

 

 

⑧ スタートから11~12分後くらいに2ハゼ開始。

 

2ハゼの音は1ハゼとは違って破裂音ではなく炒め物をしたときのようなピチピチ音。

 

 浅煎りの焙煎にしたい場合は、1ハゼの終わりから2ハゼの手前で火を止めて焙煎を終了する。

 

豆の色は茶色でカサカサした感じ。

 

 

⑨ 中煎りの焙煎にしたい場合は、2ハゼ開始直後から2ハゼの中間くらいまでで焙煎を終了する。

 

豆の色はこげ茶色でツヤを少し感じる程度。

 

 

⑩ 深煎りの焙煎にしたい場合は2ハゼの中間くらい。

 

豆は黒色に近い色になり、ツヤが出て軽く油が浮き出てくる。

 

 

⑪ 蓋を開けて丁度良い焙煎具合と判断したら、すぐにステンレスざるに豆を移し急いで換気扇のすぐ下かベランダでうちわであおぎながら豆を冷ます。(このとき、できる限り換気扇の近くか外で冷却しないと部屋が煙で充満してしまう。特に深煎りの場合は煙の量が多いので注意!)

 

チャフと呼ばれるコーヒーの薄皮のようなものが出るので、チャフを飛ばしながら冷ます。

 

⑫ 手で触れることができる程度の温度になれば完成。

 

保存瓶に豆を移して常温で保管する。

 

豆の種類と焙煎度合いの決め方

 

私は、豆の種類やその時の気分によって焙煎の度合いをどうするか決めています。

 

判断に迷う場合は、その豆の味の説明をよく読めばかなり参考になります。

 

「チョコレート」、「ナッツ」、「スパイシー」というような表現があれば、「深煎り」にすると美味しい豆だと想定されますので中深煎り~深煎りがおすすめです。

 

反対に「フローラル」「フルーツ」というような表現があれば、「浅煎り」にするとその個性が生きてくるコーヒー豆だと思いますので浅煎り~中煎りがおすすめです。

 

焙煎した豆はすぐに挽いて飲むことはできますが、私が感じるには美味しさのピークは2日後~2週間後くらいまでだと思います。

 

長期で保存する場合、冷凍庫で保存すると美味しさを保つことができますが、コーヒー豆は結露してしまうと味が極端に劣化してしまいます。

 

 

ですので、できれば2週間以内に飲み切ってしまう量だけを焙煎し、常温の涼しい場所で保管するようにするといつも美味しいコーヒーを飲むことができます。

 

コーヒー焙煎はヘタでも楽しい!

  

コーヒー焙煎というのは、プロではない限り必ずしも毎回同じように豆を焼けるとは限りません。

 

時には焙煎に失敗して、思ったよりも焙煎が浅かったり深かったり、ムラになってしまったりすることもあります。

 

ですが、失敗だと思っていたにもかかわらず意外にも美味しいコーヒーができたということもあります。

 

だからコーヒー焙煎は毎回変化があって面白いんです笑

 

コーヒー豆を自分で焙煎すると、愛着がわくので余計に美味しく感じるのかもしれませんね。

 

 

焙煎したてのコーヒーはビックリするほど香りが高くて間違いなく家族にも喜ばれますし、市販の焙煎コーヒーを購入するよりも安いので、ぜひ1度試してみてはいかがでしょう。

 

 

 

それではまた♪